家でそろえるなら、ウォールボール、ケトルベル、サンドバッグの順です。3つとも床に置ける大きさで、レースと同じ重さが売られています。スキーエルゴは高さが216cm、ローイングは長さ244cmあり、買う前に部屋を測る必要があります。
ギアオタクの本命
最初の1つは、ウォールボール。直径35.5cmで、置き場所は床の35cm四方。それで、8種目の最後に来る100回を、いつでも数えられる。ただし的の高さは3m。天井の低い部屋では、外の壁を探すことになる。
この記事の要点
- 公式器具は CENTR 製。ウォールボールは直径35.5cmで、4kg・6kg・9kgがレース用
- スキーエルゴは高さ216cm、ローイングは長さ244cm。先に部屋を測る
- そりは本体だけで50kg。家より、置いてあるジムを探すほうが早い
レースで使われている器具
ウォールボール、ケトルベル、サンドバッグ、そりは、CENTR(センター)というブランドが「HYROX 公式器具」として作っています。スキーエルゴとローイングマシンは、Concept2 という会社のものです。
Concept2 は、最初の大会からのパートナーだと公式に書いています。
どれも市販されているので、レースと同じ物で練習できます。まず、部門ごとに要る重さを確かめます。
| 器具 | 女子(一般) | 男子(一般)・女子プロ | 男子プロ |
|---|---|---|---|
| ウォールボール | 4kg | 6kg | 9kg |
| ケトルベル(2個) | 16kg × 2 | 24kg × 2 | 32kg × 2 |
| サンドバッグ | 10kg | 20kg | 30kg |
公式器具の大きさと値段
| 器具 | 大きさ・作り | 公式の値段(米国) | 楽天の値段 |
|---|---|---|---|
| ウォールボール | 直径35.5cm。4kg・6kg・9kgがレース用 | 99〜121ドル | 12,100〜23,320円 |
| ケトルベル | 8〜32kg。持つ所の太さ3.5cm | 16kg 189ドル/24kg 250ドル/32kg 300ドル | 19,800〜49,830円 |
| サンドバッグ | 10・20・30kg。5kgの内袋を入れる作り。砂は別 | 132〜182ドル | 18,700〜28,820円 |
| そり(パワースレッド) | 長さ102×幅60×高さ99.7cm。本体50kg | 本体のみ435ドル | 82,500〜90,200円 |
ウォールボール:置き場所は小さいが、的は高い
直径は35.5cmで、重さが違っても大きさは同じです。置くだけなら、部屋の隅で足ります。
気をつけるのは、投げる高さです。レースの的は、男子が3.00m、女子が2.70m。天井がそれより低い部屋では、的の高さまで投げられません。家の中で数をこなすより、外の高い壁を使うほうが、レースに近い練習になります。
公式の値段は、6kgが109ドル、9kgが121ドルです。3kg重くなって、値段の差は12ドルしかありません。迷ったら、自分の部門の重さをそのまま買うのが素直です。的の高さの作り方は、ウォールボールの記事に書きました。
CENTR HYROX ウォールボール
楽天で「CENTR HYROX ウォールボール」を見る値段を抑えたい人には、公式器具でないウォールボールもあります。重さと直径が商品ページに書かれているものを選んでください。
ウォールボール(4kg・6kg・9kg)
楽天で「ウォールボール(4kg・6kg・9kg)」を見るケトルベル:2個で1組
ファーマーズキャリーは、両手に1個ずつ持って200mを運びます。練習には2個が要ります。男子の一般なら、24kgが2個で48kgです。
公式の24kgは、1個250ドル。2個で500ドルになります。2個そろえると、そりの本体(435ドル)より高くなります。握る所の太さは3.5cmと書かれています。
CENTR HYROX ケトルベル
楽天で「CENTR HYROX ケトルベル」を見る重さが同じなら、公式器具でなくても、運ぶ練習には使えます。楽天には、24kgのケトルベルが多く出ています。
ケトルベル 24kg
楽天で「ケトルベル 24kg」を見るサンドバッグ:砂は自分で入れる
公式のサンドバッグは、空の状態で届きます。5kgの内袋が、10kg用は2つ、20kg用は4つ、30kg用は6つ付いていて、砂を自分で詰める作りです。砂の入手と、詰める場所を先に考えておく必要があります。
内袋の数を減らせば、軽い重さから始められます。20kg用を買って、内袋2つの10kgから慣らす、という使い方ができます。
CENTR HYROX サンドバッグ
楽天で「CENTR HYROX サンドバッグ」を見るそり:本体だけで50kg
公式のそりは、本体だけで50kgあります。男子の一般の152kgにするには、おもりを102kg積みます(152 − 50)。押すための床と、50mとは言わなくても、まっすぐな距離が要ります。
家に置ける物ではない、というのが数字の示すところです。そりは、置いてあるジムを探すほうが現実的です。公式の練習施設は、公式の検索ページで探せます。
CENTR HYROX パワースレッド
楽天で「CENTR HYROX パワースレッド」を見るスキーエルゴとローイング
| スキーエルゴ | ローイング(RowErg) | |
|---|---|---|
| 大きさ | 高さ216cm、幅約52cm、奥行40.6cm(壁付け) | 長さ244cm、幅61cm |
| スタンドを付けた場合 | 60 × 127 × 216cm | — |
| 重さ | 本体18.6kg(スタンド16kg) | 26kg |
| 使うときの広さ | — | 274 × 122cm |
| 公式の値段(米国) | 850ドル(スタンド別) | 990ドル |
| 日本の販売元の値段(税込) | スタンド付 231,000円 | 203,500円 |
スキーエルゴは、高さが216cmあります。手を上に伸ばして引き下ろす動きなので、天井にはそれ以上の余裕が要ります。買う前に、置く場所の天井の高さを測ってください。
ローイングは、長さが244cmです。使うときは 274 × 122cm の広さが要る、と公式は書いています。使わないときは立てて置けて、そのときの大きさは 63.5 × 83.8 × 137.2cm です。
2台とも買うと、日本の値段で合わせて434,500円になります(231,000 + 203,500)。レースの8種目のうち、この2台で練習できるのは2種目です。
1台だけなら、置き場所の取りやすいローイングから、というのが数字での答えになります。
Concept2 ローエルゴ
楽天で「Concept2 ローエルゴ」を見る買う順番
- 1. ウォールボール(自分の部門の重さを1個)
- 2. サンドバッグ(内袋で重さを変えられる)
- 3. ケトルベル(同じ重さを2個)
- 4. ローイング(長さ244cmの場所がある人)
- 5. スキーエルゴ(天井が高い人)
- そりは買わずに、置いてあるジムへ
1から3までは、床に置ける大きさです。4と5は、部屋の広さと天井の高さで決まります。全部を家にそろえるより、家では1〜3、マシンとそりはジムで、という分け方が、値段の面でも場所の面でも無理がありません。
よくある質問
公式器具でないと練習になりませんか
重さが同じなら、運ぶ・投げる・かつぐ練習には使えます。公式器具を選ぶ理由は、レースと同じ大きさと握りの太さで慣れておけることです。
公式の検定のような体力テストは、何があればできますか
公式の体力テストは、ラン・バーピー・ランジ・ローイング・腕立て・ウォールボールの6つです。ローイング以外は、ウォールボール1個でできます(部門の選び方の記事)。
公式の練習施設はどこで探せますか
公式の「トレーニングクラブ」を探すページがあります。日本の公式サイトの「HYROXトレーニングクラブを探す」から開けます。