HYPERWARP PURE 2 レビュー底は3.5mm厚く、重さは約135g

公開 2026年10月13日更新 2026年10月13日シューズ・道具公式の出典 3本広告を含みます

背景の写真:Felix yu(Unsplash)

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HYPERWARP PURE 2 は、ミズノのレース用の中で軽さを受け持つ靴の2代目です。発売は2026年11月6日。約135g(27.0cm片足)で、カーボンの板が入ります。ミズノが書く相手は、フルマラソンで3時間以内を目指すランナー。売り場は、公式オンライン、直営店、一部の取扱店です。

シューズオタクの本命

PURE 2 は、厚さ1mmあたりの重さが約11%減った靴として買う。初代は1mmあたり約3.97g、2代目は約3.55g。底を3.5mm積んで、全体は2g削った。
軽い靴をもっと軽くしたのではなく、同じ軽さのまま底を積んだ世代替えだ。

この本命の理由を飛ばして、道具を先に見る ↓

この記事の要点

  • かかとの38.0mmは、初代の ELITE と同じ厚さ。そのうえで重さは35g軽い(170 − 135)
  • 板は前足部の方向へ8mm長くなった。底の形は平らにして、安定に配慮したとミズノは書いている
  • 初代は全国の取扱店で発売。2代目は公式オンライン・直営店・一部の取扱店で、シリーズの販売目標は1万足から2万足へ

軽い靴を厚くすると、ふつうは重くなる

レース用の靴は、底を厚くすれば重くなり、軽くすれば薄くなります。材料の量が決まっているからです。ところが PURE 2 の発表には、「前後とも3.5mm厚く」と「約2g軽い」が同じ段落に並んでいます。

月に500km走る私は、レース用の靴を見比べるとき、重さの数字をそのまま読みません。重さを底の厚さで割って、1mmあたり何gかに直します。厚さの違う靴どうしを、同じ物差しに乗せるためです。

この物差しを当てると、PURE 2 の世代替えの中身がはっきり出ました。ここでは、ミズノのプレスリリース3本の数字だけで、この靴を読みます。

公式の数字

項目HYPERWARP PURE 2
発売日2026年11月6日
公式の値段未確認
重さ約135g(27.0cm片足)
底の厚さ前足部 35.0mm/かかと 38.0mm(27.0cm)
ドロップ3.0mm(38.0 − 35.0 の計算)
板あり(カーボン。3Dの形の SMOOTH SPEED PLATE)
底の素材MIZUNO ENERZY XP+(底の全体)
甲の素材TPEEウーブンアッパー(透け感のある織物)
足幅・サイズ・色の数未確認
売り場ミズノ公式オンライン、直営店、一部の取扱店
ミズノのプレスリリース(2026年10月8日)から。値段・足幅・サイズの範囲・色の数は、リリースに記載がありません。ミズノの公式サイトは、2026年10月13日は臨時メンテナンス中で開けませんでした。

ドロップは、かかとと前足部の高さの差のことです。リリースに「ドロップ」という行は無く、2つの厚さから引き算しました。同じ日に出る ELITE 2 も、12月の RACER と PACER も、引くと3.0mmにそろいます。

ミズノ ハイパーワープ ピュア 2(11月6日発売) の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

ミズノ ハイパーワープ ピュア 2(11月6日発売)

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前の世代から変わった所

初代の HYPERWARP PURE は、2025年12月19日の発売でした。2代目の発売日までは322日です。1年たたずに作り直したことになります。

項目初代 PUREPURE 2差
重さ約137g約135g−2g
前足部の厚さ31.5mm(計算)35.0mm+3.5mm
かかとの厚さ34.5mm(計算)38.0mm+3.5mm
1mmあたりの重さ約3.97g約3.55g約−11%
底の素材ENERZY XP の軽い版ENERZY XP+より軽い素材へ
板SMOOTH SPEED PLATE同じ名前の板前へ8mm長く
どちらもミズノのプレスリリースから(27.0cm片足)。初代の厚さは、2代目の数字から公式の言う増えたぶんを引いた私の計算です(35.0 − 3.5、38.0 − 3.5)。1mmあたりの重さは、重さをかかとの厚さで割りました(137 ÷ 34.5、135 ÷ 38.0)。

厚さ:かかとは約10%、前足部は約11%厚くなりました(3.5 ÷ 34.5、3.5 ÷ 31.5)。前後を同じだけ足したので、ドロップは3.0mmのまま動いていません。初代の傾きに慣れた足が、そのまま乗り替えられる足し方です。

重さ:1mmあたりに直すと、約3.97gから約3.55gへ。比べると約0.89倍で、1割あまり減っています(3.55 ÷ 3.97)。2gという差だけを読むと小さく見えますが、厚さを足したうえでの2gです。

底の素材:ここが、読者があまり知らない所です。初代の底は、ENERZY XP の「軽い版」でした。2代目の ENERZY XP+ を、ミズノは「前作に採用した素材より軽量」と書いています。

つまり、軽い版のさらに下に、もう一段軽い素材を作った。3.5mmを積めた理由は、板でも甲でもなく、この素材替えです。

板:カーボンの板は、前足部の方向へ8mm長くなりました。ミズノが書く役割は、蹴り出すときの推進力を支えること。底が厚くなるぶん、板が届く位置も前へ出した、という順番に読めます。

底の形:ミズノは、底を平らな形にして安定にも配慮した、と書いています。厚くて軽い底は、ぐらつきやすい方向の変更です。その裏側の手当てを、同じ段落に書いてあります。

兄弟モデルとの違い

第2世代のレース用は3足で、そこへ限定の HYPERWARP 96 が加わります。数字はどれも27.0cmの片足です。

表は横に動かせます →

PURE 2ELITE 2HYPERWARP 96RACER
発売日11月6日11月6日12月4日12月10日
重さ約135g約160g約96g約200g
厚さ(前/かかと)35.0/38.0mm36.0/39.0mm36.0/39.0mm34.0/37.0mm
底の素材XP+ だけ上が XP+、下が XPXP+ の限定版(削り出し)内側が XP+、外側が NXT+
ミズノの言う相手3時間以内・軽さ重視3時間以内・バランス重視696足の限定モデル3〜4時間
ミズノの2026年9月24日と10月8日のプレスリリースから。4足とも板はカーボンです。

ELITE 2 との違い:差は25gと1mmです(160 − 135、39.0 − 38.0)。歩幅を1.2mと仮に置くと、42.195kmは約35,163歩(42,195 ÷ 1.2)。
25gの差は、1歩ごとに積むと約879kgぶんになります(25 × 35,163)。

その代わり、ELITE 2 は底が2層で、下の層に反発と安定を受け持つ素材を残しています。PURE 2 は1層で、軽さに振り切った側です。

HYPERWARP 96 との違い:96 は PURE 2 より39g軽い靴です(135 − 96)。ただし全世界で696足。

ひもも、甲の内側の帯も省いた作りだと、ミズノは書いています。数を作って売るレース用の中で、いちばん軽いのは PURE 2 です。

RACER との違い:65g重く、底は1mm薄い(200 − 135、38.0 − 37.0)。板は上の2足より硬さを抑えてあり、ミズノは、カーボンの板が初めての人にもすすめています。

  • 3時間を切る目標で、軽さを先に取りたい → PURE 2
  • 同じ目標で、底の下の層に安定の素材がほしい → ELITE 2
  • 3時間台で、カーボンの板が初めて → RACER(12月10日)

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ミズノ ハイパーワープ エリート 2(11月6日発売)

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ほめる所

初代の ELITE の厚さを、35g軽く作った。PURE 2 のかかとは38.0mm。引き算で出した初代 ELITE のかかとも38.0mmです(39.0 − 1.0)。

初代 ELITE は約170gだったので、同じ厚さで35g軽い(170 − 135)。1年前の「バランスの靴」の厚さが、今年は「軽さの靴」に入りました。

ドロップを動かしていない。前後に同じ3.5mmを足して、3.0mmのまま。

同じミズノのウエーブライダー 30 は、底を厚くした世代替えで、ドロップが10mmから8mmに動きました。PURE 2 は、変える所と変えない所を分けています。

数字を出している。重さ、前後の厚さ、初代からの増減、板を伸ばした長さ。

リリースの中に、比べるための数字が一通りあります。だから、初代の厚さを引き算で復元できました。

上限の内側に収めた。世界陸連(陸上競技の国際的な統括団体)のロードの上限は40mmです。

38.0mmは、そこまで2mmを残しています(40 − 38.0)。3.5mm足しても、上限をまたいでいません。

気をつける所

  • 値段が発表に無い。リリースに値段の記載がなく、公式サイトも調べた日は開けませんでした。初代の公式の値段も未確認です。
  • 売り場が初代より狭い。初代は「全国の取扱店」で発売でした。2代目は、公式オンライン、直営店、一部の取扱店です。近所の店に並ぶとは限りません。
  • 世界陸連の承認の記載が、このリリースには無い。承認シューズと書かれているのは HYPERWARP 96 のリリースです。PURE 2 の扱いは未確認。規則が厚さを測る位置(厚底カーボン10足の記事に書きました)と、ミズノの「かかと38.0mm」が同じ位置かどうかも、リリースからは読めません。
  • 何kmもつかの目安が無い。約135gの靴ですが、耐久の距離はリリースに書かれていません。
  • 発売は11月6日。それより前の大会には間に合いません。

向く人・向かない人

  • 向く人:フルマラソンで3時間を切る目標があり、レース用を軽さで選ぶ人。初代の PURE の底が薄いと感じていた人。ドロップ3mmのレース用を続けたい人。
  • 向かない人:3時間台から4時間が目標の人(ミズノは RACER を当てています)。毎日の練習にも使う1足を探している人。ミズノの練習用は、ウエーブライダー 30 の側です。
  • 買わなくていい人:初代の PURE を持っていて、底の薄さが気に入っている人。重さの差は2gです。変わるのは厚さなので、薄い側が好みなら急ぐ理由がありません。

値段と買い方

モデル公式の値段楽天の値段の幅
HYPERWARP PURE 2(11月6日発売)未確認35,200円
HYPERWARP PURE(初代)未確認—
公式の値段は、ミズノのプレスリリースに記載がなく、公式サイトが2026年10月13日はメンテナンス中だったので未確認です。楽天の幅は、調べた日の店の表示。発売前の PURE 2 は、商品が出ていないことがあります。

決め方の順番は、値段より先に厚さです。35.0/38.0mmの2代目か、31.5/34.5mmの初代か。重さはほぼ同じなので、ここが決まれば、あとは上の表の差を見るだけです。

店で見分けるときは、商品名の「2」を見ます。初代には数字が付きません。売り場は公式オンライン、直営店、一部の取扱店なので、発売日に買うなら公式の側が先です。

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ミズノ ハイパーワープ ピュア 2(11月6日発売)

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同じ日に出る物、12月に出る物は、これから出る新作の記事に発売日の順で並べています。

よくある質問

サイズ感はどう選べばいいですか

リリースに書かれている手がかりは、数字を測ったサイズが27.0cmだということだけです。サイズの範囲、刻み、足幅の展開は記載がなく、未確認です。

ミズノの公式サイトが開いたら、サイズ表と足幅の行を先に読みます。甲は透け感のある織物で、ミズノは軽さを特長に挙げています。

公認の大会ではけますか

底の厚さは、いちばん厚いかかとで38.0mm。世界陸連のロードの上限40mmより2mm薄い数字です。

ただし、承認シューズだと書かれているのは HYPERWARP 96 のリリースで、PURE 2 のリリースにその一文はありません。記録をねらう大会ではくなら、世界陸連の承認の一覧に名前が載ったかを、発売後に見ます。

カーボンの板が初めてでも選べますか

ミズノが、初めての人にすすめているのは RACER です。板の硬さを上の機種より抑えた、と書いています。

PURE 2 の相手は、フルマラソンで3時間以内を目指す人。板は、初代より前へ8mm長くなっています。

この記事に出てきた道具

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出典

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