ウエーブライダー 30 レビュードロップ8mm、底は最大6mm厚く

公開 2026年10月13日更新 2026年10月13日シューズ・道具公式の出典 5本広告を含みます

背景の写真:Felix yu(Unsplash)

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ウエーブライダー 30 は、1997年から続くミズノの毎日用の靴の30代目です。約265g(27.0cm片足)、底は前足部34.5mm・かかと42.5mm。限定色が2026年6月16日、定番の色が8月に出ました。男性用、女性用のほかに、幅の広いスーパーワイドがあります。

シューズオタクの本命

ウエーブライダー 30 は、ドロップが10mmから8mmに下がった最初のライダーとして買う。前足部を6mm、かかとを4mm厚くしたので、差が2mm縮んだ。
そのうえで重さは前の世代と同等。厚くして、傾きをゆるめて、重くしていない。30代目は色替えではなく、底を作り直した世代だ。

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この記事の要点

  • 前の世代の厚さは発表に無いが、引き算すると前28.5mm・かかと38.5mm。差は10mmで、29 のリリースの「約10mm」と合う
  • ミズノは、29 と比べてクッション性が約17%、反発性が約19%上がったと書いている
  • 国内の販売目標は1年で13万足。29 の11万足から2万足ふえた

30代目で、傾きが変わった

ウエーブライダーは、長く「ドロップ10mm」の靴でした。かかとが前足部より10mm高い、という意味です。前の世代の 29 のリリースにも、約10mmと書かれています。

30 のリリースは、その数字を8mmに書き替えました。サブ2.5の脚で言うと、私は毎日用の靴を選ぶとき、重さより先にドロップを見ます。レースの靴と傾きがそろっているかどうかは、10gの差より先に決めたい所だからです。

だから、30代目のいちばんの出来事は、色でも記念モデルでもなく、この2mmだと私は読みました。ここでは、ミズノのプレスリリースの数字だけで、ウエーブライダー 30 を読みます。

公式の数字

項目ウエーブライダー 30
発売日2026年6月16日(30周年の限定色)/8月(定番の色)
公式の値段未確認
重さ約265g(27.0cm片足)
底の厚さ前足部 34.5mm/かかと 42.5mm(27.0cm)
ドロップ8mm
足幅男性用・女性用のほかに、スーパーワイドのモデルあり
板あり(波の形の板 MIZUNO WAVE。シリーズで初めて全長に)。素材は未確認
底の素材上の層・下の層とも MIZUNO ENERZY NXT(上は超臨界発泡)
サイズ・色の数未確認
ミズノのプレスリリース(2026年6月10日)から。値段・サイズの範囲・色の数は、リリースに記載がありません。ミズノの公式サイトは、2026年10月13日は終日メンテナンス中で開けませんでした。定番の色の発売は、リリースの書き方が「8月」で、日付はありません。

限定色は、黒・白・赤の配色で、ミズノの公式オンラインと直営店での発売でした。定番の色は、全国のミズノのランニング用品の取扱店に並んでいます。

ミズノ ウエーブライダー 30 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

ミズノ ウエーブライダー 30

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前の世代から変わった所

ウエーブライダー 29 は、2025年8月22日の発売でした。29 のリリースと、30 のリリースを並べます。

項目2930差
前足部の厚さ28.5mm(計算)34.5mm+6mm
かかとの厚さ38.5mm(計算)42.5mm+4mm
ドロップ約10mm8mm−2mm
重さ記載なし約265g「同等」
板の長さ記載なしつま先まで(シリーズ初)前へ伸びた
販売目標(1年)11万足13万足+2万足
どちらもミズノのプレスリリースから。29 の厚さは、30 の数字から公式の言う増えたぶんを引いた私の計算です(34.5 − 6 = 28.5、42.5 − 4 = 38.5)。その差は10mmで(38.5 − 28.5)、29 のリリースの「約10mm」と合います。

厚さ:前足部は約21%、かかとは約10%厚くなりました(6 ÷ 28.5、4 ÷ 38.5)。前のほうを多く足したので、傾きがゆるくなった、という順番です。かかとだけを厚くする世代交代とは、向きが逆です。

重さ:ミズノは、29 と同等に抑えたと書いています。底を厚くし、地面に当たる面も広げたうえで、ゴムの置き方を見直して重さを増やさなかった、という説明です。
重さを厚さで割ると、30 は1mmあたり約6.2gになります(265 ÷ 42.5)。29 が同じ265gだとすると約6.9g(265 ÷ 38.5)。同じ重さで、積める厚みが1割ふえた計算です。

底の素材:上の層と下の層は、名前は同じ MIZUNO ENERZY NXT ですが、作り方が違います。上は、気体を溶かしこんで泡にする超臨界発泡。
下はふつうの作り方です。ミズノは、変形のしかたが違う2つを重ねて、やわらかさと体重の移しやすさを両立させた、と説明しています。

板:読者があまり知らない所は、ここです。ウエーブライダーの「ウエーブ」は、底の2つの層のあいだにはさむ、波の形をした板の名前です。29 のリリースでのミズノの説明は、クッションと安定を両立させる部品。
前へ押し出す力を売りにするレース用の板とは、書かれている役割が違います。

30 は、この板が、シリーズで初めて靴の全長に届きました。ミズノが書く役割は2つ。厚くなった前足部を安定させることと、足が前へ転がる動き(ロッカー)を支えることです。
前足部を6mm厚くできたのは、その下に板を通したから、と読めます。

ミズノの言う伸び:29 と比べて、クッション性が約17%、反発性が約19%。測り方は、リリースには書かれていません。

兄弟モデルとの違い

2026年にミズノが出した、毎日用の3足を並べます。同じ ENERZY NXT の系統を使う靴です。

ウエーブライダー 30SKY PRIMENEO ZEN 2
発売日6月16日/8月9月11日1月16日
底の厚さ(前/かかと)34.5/42.5mm41/47mm未確認
前後の差8mm6mm(計算)未確認
重さ約265g未確認未確認
販売目標(1年)13万足5万6000足3万足
ミズノのすすめ先毎日の練習用回復のための走りから日々の走りまで軽さを大事に、楽しく走りたい人
3足ともミズノのプレスリリースから。SKY PRIME の前後の差は 47 − 41 の私の計算です。3足とも、リリースに値段の記載はありません。

SKY PRIME との違い:SKY PRIME は、かかとで4.5mm、前足部で6.5mm厚い靴です(47 − 42.5、41 − 34.5)。
上の層は、ENERZY NXT より軽くて反発が高いとされる ENERZY NXT+。地面に当たる面は、最大の幅が約125mm(27.0cm片足)の広い作りです。
売り場は、公式オンラインと直営店、それに一部の取扱店にかぎられます。

NEO ZEN 2 との違い:NEO ZEN 2 のリリースには、重さも厚さも数字がありません。ミズノがすすめるのは、ペースや距離にしばられずに走りたい人。
数字で比べて選ぶなら、材料がそろっているのはウエーブライダー 30 のほうです。

販売目標を足すと、3足で21万6000足(13万+5万6000+3万)。ウエーブライダー 30 は、その約60%です(13 ÷ 21.6)。ミズノがどの靴を柱に置いているかは、この割合に出ています。

  • 毎日はく1足を、全国の店で足を入れて決めたい → ウエーブライダー 30
  • もっと厚い底で、ゆっくり長く走る日の靴がほしい → SKY PRIME
  • 街でもはける見た目がいい → 同じ底を使う WAVE RIDER 30.1/30.2(9月18日発売。30.1 はふつうの靴ひも、30.2 は引くだけで締まるひも)

ほめる所

厚くしたのに、重さが動いていない。前を6mm、かかとを4mm足して「同等」。削った先は地面に当たるゴムの置き方だと、ミズノが書いています。足したぶんを、別の場所で取り返した設計です。

傾きがゆるくなった。10mmから8mmへ。当サイトで公式の数字を読んだアシックスの毎日用の5足は、どれも8mmでした。ライダーだけ傾きが大きい、という理由でほかの靴と併用しにくかった人には、30代目でその壁が下がりました。

全国の店で買える。定番の色は、全国の取扱店に並びます。スーパーワイドもあります。ミズノが1年で13万足を目標に置く靴なので、店で実物に当たりやすい1足です。

数字を出している。重さ、前後の厚さ、ドロップ、前の世代との差。リリースの中に、比べるための数字が一通りあります。同じ年の SKY PRIME と NEO ZEN 2 のリリースには、重さがありません。

気をつける所

  • かかとが40mmを超える。42.5mmは、世界陸連のロードの上限40mmを2.5mm上回ります(42.5 − 40)。毎日用の靴ですが、公認の記録が関わる大会ではく人は、要項の競技規則の欄で扱いが決まります。決まりの中身は厚底カーボン10足の記事に書きました。
  • 値段が発表に無い。リリースに値段の記載がなく、公式サイトも調べた日は開けませんでした。公式の値段は未確認です。
  • 29 から履き替えると、傾きが変わる。ドロップが2mm小さくなっています。29 の傾きが気に入っていた人にとっては、同じ名前の別の靴です。
  • 伸びの数字に測り方が付いていない。約17%、約19%は、ミズノが 29 と比べた数字です。どの部分を、どう測ったかは、リリースからは読めません。

向く人・向かない人

  • 向く人:毎日の練習用を1足、店で足を入れて決めたい人。幅の広い足で、スーパーワイドがほしい人。ドロップ8mmの靴でそろえたい人。
  • 向かない人:大会の日の軽い靴を探している人(ミズノのレース用は HYPERWARP の系統で、これから出る新作の記事に第2世代の数字があります)。ドロップ10mmのままがいい人。
  • 買わなくていい人:29 を持っていて、底の厚さにも傾きにも不満がない人。重さは変わっていません。

値段と買い方

モデル公式の値段楽天の値段の幅
ウエーブライダー 30未確認11,220〜19,800円
ウエーブライダー 29(前の世代)未確認11,000〜17,600円
公式の値段は、ミズノのプレスリリースに記載がなく、公式サイトが2026年10月13日はメンテナンス中だったので未確認です。楽天の幅は、調べた日の店の表示です。

29 と 30 は、重さがほぼ同じで、底の厚さと傾きが違います。だから決め方は、値段の差より先に、どちらの傾きを選ぶかです。8mmで厚い底なら 30、10mmのままなら 29。ここが決まってから、上の表の差を見ます。

店で見分けるときは、商品名の世代の数字を見ます。「30.1」「30.2」は、同じ底に街向けの見た目をのせた別のモデルです。足幅は、ふつうの幅とスーパーワイドで商品が分かれます。

ミズノ ウエーブライダー 30 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

ミズノ ウエーブライダー 30

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ミズノ ウエーブライダー 29(前の世代) の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

ミズノ ウエーブライダー 29(前の世代)

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よくある質問

サイズ感はどう選べばいいですか

ミズノのリリースに書かれている手がかりは、足幅の展開です。男性用、女性用のほかに、スーパーワイドのモデルが8月に出ています。サイズの範囲と刻みは、リリースに記載がなく未確認です。
重さと厚さの数字は、27.0cmで測ったものだと書かれています。幅がきつくて長さを上げてきた人は、先にスーパーワイドを当たるのが順番です。

フルマラソンの大会でも使えますか

ミズノは、この靴を毎日の練習用として紹介しています。大会ではく場合、かかとの42.5mmが世界陸連のロードの上限40mmを超える点だけ、要項で確かめる所です。
目標の時間ごとの練習用とレース用の分け方は、タイム別のシューズの記事に並べました。

「ウエーブ」の板は、カーボンの板と同じ物ですか

役割が違います。ミズノの説明では、波の形の板は、底の2つの層のあいだでクッションと安定を両立させる部品です。30 では全長に伸びて、前足部の安定と、足が前へ転がる動きを支える役が足されました。
ミズノで、レースのために作られた靴は HYPERWARP の系統です。

この記事に出てきた道具

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出典

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