公式の体力テストは、ラン1,000m、バーピーブロードジャンプ50回、ランジ100回、ロー1,000m、腕立て30回、ウォールボール100回の6つです。25〜35分なら一般の部、35〜45分ならリレー、というのが公式の目安。ウォールボールとローは、本番と同じ量です。
ギアオタクの本命
このテストで見るのは、合計のタイムより、最後のウォールボールに何分かかったか。テストのランは1kmで、本番の8分の1しかない。それでも、ウォールボール100回は本番と同じ量、同じ順番で最後に来る。ここで止まる人は、本番でも同じ所で止まる。
この記事の要点
- 6種目を続けて行い、合計のタイムを測る
- ランは本番の8分の1。ローとウォールボールは本番と同じ量
- 公式の目安:25〜35分で一般の部、35〜45分でリレー
テストの中身
日本の公式サイトに載っている体力テストです。英語の頭文字で PFT と呼ばれます。次の6つを、この順に続けて行い、合計の時間を測ります。
| 順 | 種目 | 量 |
|---|---|---|
| 1 | ラン | 1,000m(屋外、またはトレッドミルの傾き2%) |
| 2 | バーピーブロードジャンプ | 50回(1回90cm) |
| 3 | その場のランジ | 100回 |
| 4 | ローイング | 1,000m |
| 5 | 手を床から離す腕立て | 30回 |
| 6 | ウォールボール | 100回(男子6kg・女子4kg) |
タイムの目安
| かかった時間 | 公式の目安 |
|---|---|
| 15〜25分 | 一般またはプロ |
| 25〜35分 | 一般 |
| 30〜40分 | ダブルス |
| 35〜45分 | リレー |
幅は重なっています。32分なら、一般にもダブルスにも入ります。同じページには、制限時間も資格も無いので、どの部門にも出られる、と書かれています。合格・不合格を決めるテストではなく、部門を選ぶための物差しです。
レース本番と比べる
テストの量を、本番(男子の一般)と並べます。
| 種目 | テスト | 本番 | テストは本番の |
|---|---|---|---|
| ラン | 1,000m | 8,000m | 8分の1 |
| バーピーブロードジャンプ | 50回 × 90cm = 45m | 80m | 約56% |
| ランジ | 100回(重りなし・その場) | 100m(20kgをかつぐ) | — |
| ローイング | 1,000m | 1,000m | 同じ |
| ウォールボール | 100回 | 100回 | 同じ |
| そり(押す・引く) | なし | 各50m | — |
| スキーエルゴ | なし | 1,000m | — |
| ファーマーズキャリー | なし | 200m | — |
テストに入っていないものが4つあります。そりの2種目、スキーエルゴ、ファーマーズキャリー。どれも、専用の器具が無いとできない種目です。テストは、器具が少なくても試せるように組まれています。
逆に、本番と同じ量なのは、ローイングとウォールボールの2つ。バーピーは本番の約56%です(45m ÷ 80m)。ランは8分の1なので、テストのタイムが良くても、8kmを走る力は別に確かめる必要があります。
公式の平均タイムは1時間32分。テストの目安の25〜35分は、その約3分の1にあたります(30分 ÷ 92分 = 0.33)。テストで測れるのは、本番の3分の1ほどの長さ、と考えておくと、ずれません。
テストに要る物
| 物 | 要るか | 無いとき |
|---|---|---|
| ウォールボール(男子6kg・女子4kg) | 要る | — |
| 的の線(男子3.00m・女子2.70m) | 要る | 壁にテープで線を貼る |
| ローイングマシン | 要る | 置いてあるジムで行う |
| 90cmの目印 | 要る | 床にテープを2本 |
| 時間を測る物 | 要る | スマートフォンのストップウォッチ |
買う物は、ウォールボール1個です。ローイングマシンは、ジムで借りるのが現実的です。ジムにウォールボールと高い壁があれば、何も買わずにテストができます。
CENTR HYROX ウォールボール
楽天で「CENTR HYROX ウォールボール」を見るローイングマシンを家に置く場合の大きさと値段は、練習器具の記事にあります。
Concept2 ローエルゴ
楽天で「Concept2 ローエルゴ」を見る時計で測る
Amazfit の時計には、このテスト用のモードがあります。日本公式サイトでは、Balance 3 と Balance 2 のスポーツモードの一覧に「HYROX PFT」と書かれています(時計の記事)。
Amazfit Balance
楽天で「Amazfit Balance」を見るテストの結果の使い方
- 合計が35分を超える → リレーから。1人あたりラン2kmと種目2つ
- ウォールボールで何度も止まる → ダブルスで、相手に半分持ってもらう
- 合計は良いが、8kmを走ったことがない → 先に、8kmを通して走ってみる
部門ごとの違いは、部門の選び方の記事にまとめています。
もう1つの簡単な診断
公式サイトには、質問に答えるだけの診断もあります。聞かれるのは3つで、週に何回運動しているか、どのくらいの距離を走れるか、腕立てが何回できるか。器具が何も無い人は、こちらから始められます。
よくある質問
テストは何回もやってよいですか
公式の検定ではないので、回数の決まりはありません。同じ場所・同じ器具で測ると、前の自分と比べられます。
テストの腕立ては、本番にもありますか
本番の8種目に、腕立てはありません。バーピーブロードジャンプで、胸を床につけてから起き上がる動きが入ります。
体に不安があるのですが
運動は体に負担がかかります。持病や不安がある人は、試す前に医師に相談してください。