GronG Fit-in Pack 10 レビュー10L・約290g・4,980円、肩ストラップ40cmの通勤ラン向け

公開 2026年10月13日更新 2026年10月13日シューズ・道具公式の出典 4本広告を含みます

背景の写真:James Lee(Unsplash)

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Fit-in Pack 10 は、プロテインで知られる GronG が2026年9月19日に出した、最初のランニングリュックです。発表の数字は容量10L・約290g・税込4,980円。13インチのノートパソコンが入るポケットがあり、ボトルは付きません。通勤ランと、ロードの長い練習に足ります。必携品を背負うトレイルの大会の道具ではありません。

シューズオタクの本命

Fit-in Pack 10 は、値段より先に「40cm」を読むリュックだ。メーカーは肩のストラップを40cmと決め、カーブの少ないまっすぐな形にした。
体の小さい人が欧米向けのリュックで余らせていたベルトを、最初から短く作ってある。安いから選ぶのではない。ストラップが余って揺れていた人が、原因を1つ消すために選ぶ。

この本命の理由を飛ばして、道具を先に見る ↓

この記事の要点

  • 1Lあたりの値段は498円。当サイトの表でいちばん低かったモンベルの15L(913円)の約0.55倍
  • ボトルは付かず、ホルダーに入るボトルの容量も書かれていない。合う胸まわりの数字も無い
  • 直営店のページには、水袋を留めるベルトとホース留め、反射材、キーストラップの記載がある

公式の数字:4,980円より、40cmのほうが大事

安いランニングリュックが揺れるのは、作りが雑だから。そう思われがちですが、メーカーの見立ては違います。原因は大きさだ、というのが GronG の発表の出発点です。

発表によると、入門向けのランニングバッグの多くは、欧米のランナーの体格に合わせた設計が土台になっている。日本のランナーには大きく、それが揺れにつながる。そこで肩のストラップを40cmにした、という説明です。

項目公式の数字・表示
発売日2026年9月19日(土)
公式の値段(税込)4,980円
容量10L
重さ約290g
大きさ約 幅33×高さ44×奥行15cm
肩のストラップ長さ40cm(カーブの少ないまっすぐな形)
サイズの展開記載なし(合う胸まわりの数字も記載なし)
付属のフラスク・ボトルなし
ドリンクホルダー肩のストラップの前と、本体の側面(数と入る容量は記載なし)
ポケット数の記載なし(13インチのノートPC用、背面上部の小物用)
水袋への対応固定ベルトとホース留めあり(水袋は別売り)
ポールの付け方記載なし
素材・色ポリエステル・ブラック
発売日・値段・ストラップの長さは、Ultimate Life の2026年9月15日の発表から。水袋への対応は、GronG 直営店の商品ページ(2026年10月13日の表示)から。値段は直営店でも同じ4,980円でした。発表には、9月25日までは3,486円で売るとあります(4,980 × 0.7 = 3,486)。

販路は、発表では Amazon・楽天市場・グロング公式ショップなど。店頭の話は出てきません。

GronG Fit-in Pack 10(ランニングリュック) の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

GronG Fit-in Pack 10(ランニングリュック)

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前のモデルから変わった所:前作は無い。比べる相手は他社の10L前後

GronG は、プロテインやトレーニング器具のブランドです。発表は、ランニングへの「参入」と書いています。前の世代が無いので、差を計算する相手を、当サイトのリュック・ベスト12モデルの記事の表から選びました。

表は横に動かせます →

モデル容量重さ1Lあたりの重さ1Lあたりの値段
GronG Fit-in Pack 1010L約290g29.0g498円
サロモン ACTIVE SKIN 88L213g26.6g1,788円
ザ・ノース・フェイス TR 109L約305g33.9g2,774円
ザ・ノース・フェイス ワンマイル1616L約380g23.8g997円
モンベル クロスランナーパック 1515L291g19.4g913円
Fit-in Pack 10 は 290 ÷ 10 = 29.0g、4,980 ÷ 10 = 498円。ほかの4つは、当サイトのリュック・ベストの記事で各公式ページから読んだ数字です(ワンマイル16 の1Lあたりの値段は 15,950 ÷ 16 = 997円)。ACTIVE SKIN 8 の値段には、500mlのフラスク2本が入っています。

重さは、ふつうです。1Lあたり29.0gは、8Lの ACTIVE SKIN 8 より2.4g重く、9Lの TR 10 より4.9g軽い(29.0 − 26.6、33.9 − 29.0)。軽さで驚く数字ではありません。

値段は別の話です。1Lあたり498円は、12モデルの表でいちばん低かったモンベルの15L(913円)の約0.55倍(498 ÷ 913)。ACTIVE SKIN 8 と本体の値段で比べると、サロモンが約2.9倍になります(14,300 ÷ 4,980)。

ただし、条件がそろっていません。サロモンにはフラスクが2本付き、S〜XL のようにサイズを選べます。Fit-in Pack 10 は、ボトルが別で、サイズの記載がありません。
安さの一部は、付属品とサイズ展開を持たないことから来ています。

兄弟モデルとの違い:同じ日に出た Fit-in Pouch

兄弟は、腰に巻く Fit-in Pouch です。同じ発表で、同じ日に発売されました。

Fit-in Pack 10Fit-in Pouch
形背負うリュック腰に巻くポーチ
公式の値段(税込)4,980円2,980円
重さ約290g約120g
容量10L記載なし
大きさ約 幅33×高さ44×奥行15cm約 幅35×高さ20×奥行2cm
体に合わせる数字肩のストラップ40cmベルト最長115cm
入る物の目安着替え、13インチのノートPC6.9インチのスマートフォン、鍵
ボトル別売り別売り
Ultimate Life の2026年9月15日の発表から。重さの差は170g(290 − 120)、値段の差は2,000円(4,980 − 2,980)。2つそろえると7,960円です(4,980 + 2,980)。

ボトルの揺れを止める仕組みは、2つとも同じ考え方です。伸びるメッシュで包み、キャップにコードを引っかけて、上下の動きを止める。ポーチのほうは、ホルダーを斜めに付け、底に十字のベルトを渡しています。

  • 着替えか上着を持って走る、会社まで走る → Fit-in Pack 10
  • 水とスマートフォンと鍵だけで足りる → Fit-in Pouch。170g軽く、背中が空きます
  • 夏は腰、冬は背中、と使い分けたい → 2つ買っても、サロモンの ACTIVE SKIN 8 の本体1つより低い値段に収まります(上の2つの表の比べ)

GronG Fit-in Pouch(ランニングポーチ) の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

GronG Fit-in Pouch(ランニングポーチ)

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ほめる所

揺れへの手当てが、3か所に分けて入っています。発表を読むと、それぞれが別の揺れを相手にしています。

  • ストラップの形:長さ40cm、まっすぐ。外へ広がりにくく、脇腹に当たりにくい、という説明です
  • ボトル:メッシュと、キャップにかけるコードの二重留め。コードには取っ手が付いていて、走りながら外せます
  • 荷室:背中のバンジーコードを締めると、荷物の少ない日は荷室をつぶせます。10Lの袋を、中身に合わせて小さくできる

3つ目が、通勤ランに効きます。行きはパソコンと着替えで満杯、帰りは半分。同じリュックで荷物の量が変わる人ほど、荷室をつぶせるかどうかで差が出ます。背中のコードは、脱いだ上着をはさむ場所にもなります。

小物ポケットの作りも細かい。背面の上にあり、ファスナーが水平に付いています。片方の肩を外してリュックを前に回しても、中身が落ちない向きです。

直営店のページには、発表に無い記載が4つありました。肩と背中の立体のメッシュ、腕が当たる縁の処理、夜のための反射材、鍵を留めるキーストラップ。
水袋を固定するベルトとホース留めもあります。手入れは丸洗いで、洗濯機・乾燥機・ドライクリーニングは使えないと書かれています。

月に500km走っていると、道具は「洗えるか」で寿命が決まると感じます。だから私は、入門向けの安いリュックほど、手入れの行を先に読みます。丸洗いできると書いてあるのは、汗の量が多い人には大きい1行です。

気をつける所

合う体の数字がありません。肩のストラップは40cmと書いてあるものの、胸まわり何cmから何cmに合うのかは、発表にも直営店のページにも出てきません。
サイズを選ぶ記載も無い。体の大きい人が買うと、短いストラップが裏目に出ることがあります。

ボトルが付かず、ホルダーに入る容量も書かれていません。「細身のボトルでも入る」とあるだけです。500mlのソフトフラスクが収まるかは、未確認です。

ソフトフラスク 500ml の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

ソフトフラスク 500ml

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トレイルの大会の道具としては、説明が足りません。防水かどうか、ポールをどう付けるか、ホイッスルの有無は記載なし。素材は「ポリエステル」とあるだけで、生地の厚さの数字がありません。

色は黒の1つ。店頭で試せる場所は、発表に出てきません。通販で買って、家で合わせることになります。

向く人・向かない人

10Lという容量と、当サイトのトレイル4大会の必携品の記事の品目で、場面ごとに言い切ります。

  • 通勤ラン:足ります。13インチのノートパソコンが入るポケットがあり、着替えを入れても10Lに収まります。当サイトの表の通勤向け、ワンマイル16(16L)より6L小さいので、靴まで入れる人には足りません
  • ロードの長い練習:足ります。上着、補給食、スマートフォン。水は、ボトルを別に用意してホルダーに差します
  • 50kmまでのトレイル:容量の数字は届いています。それでも私は選びません。フラスクが付かず、入るボトルの容量が書かれておらず、合う胸まわりも分からない。大会で使う道具は、数字で確かめられる物にします
  • 100kmのトレイル:足りません。レインの上下と保温着まで入れる大会は、15L前後が土台です

向く人は、体が小さめで、これまでのリュックのベルトが余っていた人。走る荷物を持つのが初めてで、まず1つ試したい人。向かない人は、胸まわりの大きい人と、トレイルの大会に出る人です。
大会用はRUSH 7R やRUSH 11R のように、合う胸囲とボトルの容量が書かれた物から選びます。

買わなくていい人もいます。給水所のあるロードの大会にだけ出る人。大会の日に背負う物はありません。水とスマートフォンだけの練習なら、ポーチで済みます。

値段と買い方

商品公式の値段楽天の値段
Fit-in Pack 104,980円4,980円
Fit-in Pouch2,980円2,980円
ソフトフラスク(別に買う)—1,580〜8,501円
(参考)サロモン ACTIVE SKIN 8・フラスク2本付き14,300円13,200〜15,400円
公式の値段は、Ultimate Life の発表(2026年9月15日)と、GronG 直営店の2026年10月13日の表示(税込)。ACTIVE SKIN 8 は、当サイトのリュック・ベストの記事で読んだサロモン日本公式の値段です。発売記念の3,486円は、9月25日で終わっています。

買う場所は、直営店が筋です。発表が挙げる販路は通販だけで、楽天市場の GronG の店は、メーカーの直営です。返品や不具合の窓口が、作った会社そのものになります。

ボトルは、買う前に手持ちの物で考えます。ホルダーに入る容量が書かれていないので、先にリュックを買い、家にあるボトルを差してから、足りない分を買い足す順番にします。

GronG Fit-in Pack 10(ランニングリュック) の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

GronG Fit-in Pack 10(ランニングリュック)

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よくある質問

サイズは、どう選びますか

選べるサイズの記載がありません。色も黒の1つです。メーカーが出している体に関わる数字は、肩のストラップの長さ40cmだけ。合う胸まわりの範囲は、発表にも直営店のページにも書かれていません。

比べる物差しとして、サロモンのベストは、公式のサイズ表で胸囲85cmから118cmまでを5つのサイズに分けています。パーゴワークスの RUSH は、1サイズで胸囲70〜100cmと書いています。
Fit-in Pack 10 には、この種類の数字がありません。体の大きい人は、ここを承知で買うことになります。

ボトルは、何mlが入りますか

未確認です。発表は、ホルダーの場所(肩のストラップの前と、本体の側面)と、伸びるメッシュで細身のボトルも入ることを書いています。入る容量の数字はありません。

水をたくさん持ちたい人には、別の道があります。直営店のページによると、荷室に水袋を留めるベルトと、ホースを留める部品が付いています。水袋は別売りです。

トレイルの大会で使えますか

発表が挙げる使い道は、長距離のランニングと通勤ランです。開発したのは、ウルトラマラソンやトレイルランニングの経験者を中心にしたチームだと書かれていますが、大会の必携品を入れる話は出てきません。

必携品のある大会では、水1L以上、レインウェア、ライト2個などを背負います。その用途なら、フラスクの本数と容量、ポールの付け方が公式に書かれたベストを選びます。
Fit-in Pack 10 は、練習と通勤のための1つです。

この記事に出てきた道具

広告・画像:楽天市場

出典

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