パーゴワークス RUSH 11R レビュー約12L・約340g、前の型より20g軽く寸法は35mm小さい

公開 2026年10月13日更新 2026年10月13日シューズ・道具公式の出典 8本広告を含みます

背景の写真:James Lee(Unsplash)

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RUSH 11R は、パーゴワークスが2026年にフルリニューアルした、長いトレイルレース向けのベストです。公式の数字は約12L・約340g。名前は11ですが、容量は12Lあります。ボトルは付かず、ポールは本体のホルダーに通せます。50kmまでの大会の必携品に足り、100kmは荷物の多い大会だと3L大きい15Rの出番です。

シューズオタクの本命

RUSH 11R は、容量を増やして外側を縮めた。2023年モデルより0.5L多く入るのに、寸法は2か所で35mmずつ小さく、20g軽い。荷物を高い位置で背負わせる設計はそのままで、袋の余りだけが減った。
50〜70kmを走る人が、荷物に合わせて背中を小さく保つための12Lだと、私は読んでいる。

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この記事の要点

  • 値段は2023年モデルより2,200円高い(9.1%)。1Lあたりの重さは31.3g→28.3gに下がった
  • ヘッドライト用のトップポケットと、ポールを通すホルダーが本体にある。7R には無い作り
  • 15R との差は3L・10g。RUSH 20 とは公式の値段が同じで、重さは140g違う

公式の数字:名前は11、容量は12L

夜のエイドで、ザックを下ろさずにヘッドライトを出したい。長いレースのベストは、そういう場面のために作りが決まります。RUSH 11R の頭の上のポケットは、公式がヘッドライト用と書いている場所です。

先に数字を並べます。名前の11は、容量ではありません。

項目公式の数字・表示
発売の時期2026年モデル(発売日は未確認)
公式の値段(税込)26,400円
容量約12L(ポケット含む)
重さ約340g
大きさ385×280×155mm
サイズの展開1サイズ(合う目安は胸囲70〜100cm)
付属のフラスクなし(付属品はバンジーコードとコードロック)
前のボトルポケット600mlまでのソフトフラスク、500mlのペットボトル
ポケットの数数の記載なし(名前が付いているのは6種類)
主室の開け方上から(トップエントリー式)
ポールの付け方ドローコードの両側のホルダーに通す/付属のバンジーコード/別売りのホルダー
色Midnight/Sand Storm/Foggy Blue の3色
2026年10月13日のパーゴワークス公式ストアの表示です。発売の時期は、特設ページの題「RUSH 2026」、別売りホルダーのページの「2026年モデル」の表記、設計者の文の日付(2026年3月2日)から読みました。公式ストアの商品データでは、商品ページの公開は2026年3月4日です。発売日そのものは公式ページに書かれていません。

名前が付いているポケットは、ボトル、スナック、サイド、トップ、ボトム、ハイドレーションの6種類。サイドは右がジッパー、左がフラップです。トップにはキーフックが付きます。

同じ日の公式ストアでは、3色とも買える表示でした。

パーゴワークス RUSH 11R(2026年モデル) の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

パーゴワークス RUSH 11R(2026年モデル)

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前のモデルから変わった所:0.5L増えて、35mm縮んだ

公式は「フルリニューアル」と書いています。公式ストアに残っている「RUSH 11R(2023年モデル)」のページと、同じ項目を引き算しました。

項目2023年モデル2026年モデル差
容量11.5L約12L+0.5L
重さ360g約340g−20g
大きさの1つ目の数字420mm385mm−35mm
大きさの3つ目の数字190mm155mm−35mm
公式の値段24,200円26,400円+2,200円
1Lあたりの重さ31.3g28.3g−3.0g
1Lあたりの値段2,104円2,200円+96円
公式の数字の引き算と割り算です(360 ÷ 11.5 = 31.3g、340 ÷ 12 = 28.3g、24,200 ÷ 11.5 = 2,104円、26,400 ÷ 12 = 2,200円)。大きさの2つ目の数字(280mm)は同じです。値段は、どちらも2026年10月13日の公式ストアの表示。

重さは5.6%減り(20 ÷ 360)、値段は9.1%上がりました(2,200 ÷ 24,200)。容量で割ると、重さは1Lあたり3.0g軽くなり、値段は96円の上乗せで済んでいます。
同じ年に作り直した 7R は、容量が減って1Lあたりの数字が悪くなりました。11R は、反対の向きです。

目を引くのは寸法です。3つの数字を縦・横・奥行きの順と読むと、縦と奥行きが35mmずつ小さい。それで容量は0.5L増えています。袋そのものを縮めて、ポケットで容量を取り返した形です。

仕組みの面で、公式が挙げる変更は次のとおりです。

  • 脇の調整:2023年モデルは、腰のドローコードを引く作りでした。新しい型は、6点式のバンジーコードが加わります
  • 胸のバックル:ひねって留める自社設計の形(PGW TWIST LOCK)。疲れた手でも扱えるように、と公式は書いています
  • ポケット:使う人の声をもとに並べ直し、下段のスナックポケットの容量を増やした
  • 生地:特設ページは、本体に ROBIC の100デニールのナイロン、背面とハーネスにメッシュを使い、小型と大型で素材を分けたと書いています

変わっていない所も1つ書いておきます。高重心設計です。荷物を背中の高い位置に寄せ、体の重心とザックの重心を近づける。2023年モデルのページにも同じ言葉があり、11R の芯はここだと読めます。
重い物が腰のあたりで揺れると、1歩ごとに後ろへ引かれます。高い位置に留めれば、その引かれ方が小さくなる、という理屈です。

2023年モデルのページは、ハーネスのポケットを「12個」と数え、上段の小さなポケットと内側のポケットを挙げていました。新しいページに、この数と2つの名前は出てきません。

兄弟モデルとの違い:15R とは10g、RUSH 20 とは値段が同じ

表は横に動かせます →

モデル容量重さ公式の値段1Lあたりの値段
RUSH 7R約6.5L約290g22,000円3,385円
RUSH 11R約12L約340g26,400円2,200円
RUSH 15R約15L約350g28,600円1,907円
RUSH 20約20L約480g26,400円1,320円
2026年10月13日の公式ストアの表示(税込)。1Lあたりは、値段 ÷ 容量です(例:28,600 ÷ 15 = 1,907円)。合う目安は、7R・11R・15R が胸囲70〜100cm、RUSH 20 が75〜100cm。どれもボトルは付きません。

15R との差は、3Lと10gです(15 − 12、350 − 340)。公式は 15R を、11R の背負い心地と使い勝手のままサイズを上げた物、と説明しています。
寸法は 420×280×170mm で、1つ目の数字が35mm大きい。

RUSH 20 は、公式の値段が 11R と同じです。8L多く入り、140g重い(20 − 12、480 − 340)。こちらは公式の分類が「デイハイクに最適なファストパッキングモデル」で、レース用のベストとは別の系統です。

  • 50〜70kmの大会が中心で、荷物を小さくまとめたい → 11R
  • 100kmや100マイル、レインの上下と保温着まで背負う → 15R。10g重いだけで、3L入ります
  • 大会より、山を1日かけて速く歩く日が多い → RUSH 20。同じ値段で8L増えます
  • 30kmまでの大会が中心で、夜を走らない → 11R にしない方がいい。RUSH 7R は50g軽く、主室が真ん中のジッパーで開きます

パーゴワークス RUSH 15R の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

パーゴワークス RUSH 15R

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ほめる所

夜と、長い時間のための部品が、本体にそろっています。ヘッドライト用のトップポケットは、慣れれば背負ったまま手が届くと公式が書いている場所。ポールは、ドローコードの両側のホルダーに通して留めます。別売りのホルダーを買わなくても、ポールを運べます。

ここが 7R との、いちばん大きな差です。7R の商品ページで、ポールの付け方として書かれているのは別売りのホルダーだけ。11R は、本体で済みます。

背中のハイドレーション用のポケットの使い方も、公式が書いています。薄いシェルやレインパンツをここに入れると、背中の荷物とのあいだのクッションになる。必携のレインパンツに、置き場所と役目の両方を与える説明です。

月に500km走っていると、荷物の数字より、荷物の出し入れの回数のほうが気になってきます。だから私は、ポケットの数より「公式が何を入れる場所と決めているか」を読みます。
11R は、ライト・ポール・レインパンツ・貴重品・ゴミの置き場所が、説明の中で1つずつ決まっています。

数字の面では、1Lあたりの重さ28.3g。当サイトのリュック・ベスト12モデルの記事の表で、ザ・ノース・フェイスの TR 10(9L)は33.9gでした。
RUSH 11R は、3L多く入って1Lあたりが5.6g軽い計算です(33.9 − 28.3)。

気をつける所

ボトルが付きません。同じ12Lのサロモン ADV SKIN 12 は、当サイトの表で247g・フラスク付き。本体の重さは 11R のほうが93g重い(340 − 247)。
値段も 11R が上です。軽さと付属品で選ぶなら、サロモンの側に分があります。

ソフトフラスク 500ml の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

ソフトフラスク 500ml

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胸囲は100cmまでの1サイズです。サイズを選べるベストと違い、上の逃げ場がありません。

15R との差が小さすぎる、という見方もできます。10gと3L。荷物の少ない日は、15R もコードで絞れます。11R を選ぶ理由は、寸法が35mm小さいことと、表の値段の差だけです。

発売日、背中に入る水袋の大きさ、ポケットの総数は、公式ページに数字がありません。

向く人・向かない人

当サイトのトレイル4大会の必携品の記事の品目に、約12Lを当てはめます。

  • ロードの長い練習:足ります。ただし余ります。水と上着だけの日は、背中の袋を絞って使うことになります
  • 50kmまでのトレイル:足ります。レインジャケット、ライト2個、ブランケット、食料、ファーストエイドを入れる容量です
  • 100kmのトレイル:大会によります。Mt.FUJI 100 のように、レインの上下・保温着・予備電池まで19品目を背負う大会は、私は 15R にします。差は10gです
  • 通勤ラン:向きません。パソコン用の仕切りの記載が無く、上から開く主室は、書類の出し入れに合いません

向く人は、50〜70kmの大会を年に何本か走り、ポールとヘッドライトを使う人。胸囲が70〜100cmに収まる人。向かない人は、フラスク込みで軽い物がほしい人と、胸囲が100cmを超える人です。

買わなくていい人は、2023年モデルの 11R を持っていて、20gと35mmに困っていない人。容量の差は0.5Lで、入る荷物はほぼ変わりません。

値段と買い方

モデル公式の値段楽天の値段
RUSH 11R(2026年モデル)26,400円26,400円
RUSH 11R(2023年モデル)24,200円(売り切れ)—
RUSH 15R28,600円28,600円
RUSH 7R22,000円22,000〜23,146円
RUSH POLE HOLDER4,180円—
ソフトフラスク(別に買う)—1,580〜8,501円
公式の値段は2026年10月13日のパーゴワークス公式ストアの表示(税込)。同じ日、2026年モデルの 11R と 7R は3色とも買える表示、15R は Midnight だけ買える表示でした。2023年モデルの 11R は3色とも、ポールホルダーも売り切れの表示です。

公式ストアのほかに、取扱店や通販でも買えます。そのとき世代は、色の名前で見分けられます。2026年モデルは Midnight・Sand Storm・Foggy Blue。
2023年モデルは Shadow Gray・Glacier Silver・Alpine Blue です。

ポールは本体のホルダーで運べるので、別売りのホルダーは急ぎません。走りながら片手で抜き差ししたい人が、あとから足す部品です。重さは約60gで、付けると 340 + 60 = 400gになります。

パーゴワークス RUSH 11R(2026年モデル) の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

パーゴワークス RUSH 11R(2026年モデル)

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よくある質問

サイズは、どう選びますか

1サイズです。公式の目安は胸囲70〜100cm。肩はベルクロで長さを無段階に変え、脇は6点のバンジーコードで締めます。

合わせ方の目印は、公式が2つ書いています。荷物を入れてバックルを留めたとき、上下の胸のベルトが同じ長さになっていること。ハーネスの底が水平になっていること。空のままでなく、荷物を入れて見るのが要点です。

11R と 15R で迷ったら、どちらですか

出る予定の大会でいちばん荷物の多い1本に合わせます。レインの上下と保温着が必携なら 15R。差は10gで、容量は1.25倍です(15 ÷ 12)。

必携がレインジャケットまでの大会しか出ないなら 11R。1つ目の寸法が35mm小さく、背中に収まる面が小さくなります。

水は、どれだけ持てますか

前のボトルポケットに、600mlまでのソフトフラスクが2本で1.2L。背中にハイドレーション用のポケットがあり、ホースを肩から出せます。水袋の大きさの上限は、公式ページに書かれていません。

ハセツネCUP の推奨は2L以上です。前の1.2Lでは0.8L足りないので(2 − 1.2)、背中の水袋か、予備のフラスクを主室に入れて補います。ボトルと水袋は、どちらも別に買います。

この記事に出てきた道具

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出典

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