プーマ2026年の新作4足をレビュー本命は板なし約220gのディヴィエイト ピュア ニトロ

公開 2026年10月13日更新 2026年10月13日シューズ・道具公式の出典 17本広告を含みます

背景の写真:Felix yu(Unsplash)

ホーム › シューズ・道具 › プーマ2026年の新作4足をレビュー

プーマ ジャパンが2026年に発売を発表したランニングシューズは、ディヴィエイト ニトロ 4(1月23日)、エリート 4(2月12日)、ディヴィエイト ピュア ニトロ(6月4日)、ヴェロシティ ニトロ 5(7月9日)の4足です。重さは約170〜250g、公式の値段は16,500〜29,700円。かかとと前の高低差は、4足とも8mmにそろいました。

シューズオタクの本命

買う理由がいちばんはっきりしているのは、ディヴィエイト ピュア ニトロ。底の厚さはディヴィエイト ニトロ 4 と同じ38/30mmのまま、板を入れずに約30g軽くした靴。
ほかの3足は世代の更新で、これだけがプーマの棚に無かった場所を埋めている。

この本命の理由を飛ばして、道具を先に見る ↓

この記事の要点

  • ヴェロシティ ニトロ 5 は前作より10g軽く、高低差が10mmから8mmに変わった
  • エリート 4 は約170g。前作から約12%軽くなったと公式が説明
  • 1kmあたりの値段は、ヴェロシティ ニトロ 5 が約21円、エリート 4 が約74円

板を抜いたら、30g軽くなった

2026年のプーマでいちばんおもしろい数字は、30gです。6月に出たディヴィエイト ピュア ニトロは、1月に出たディヴィエイト ニトロ 4 と底の厚さが同じ。
違いは、反発用の板が入っていないことです。それで約30g軽くなり、公式の値段も下がりました。

板のある靴が上で、無い靴が下。そう並べる見方が多いなかで、プーマは同じ厚さのまま板だけを抜いた靴を、わざわざ新しく作りました。この1足を入れて、2026年の新作は4足です。

2026年に出た4足の早見表

表は横に動かせます →

モデル発売日公式の値段重さ底の厚さ(高低差)
ディヴィエイト ニトロ 41月23日22,000円約250g38/30mm(8mm)
ディヴィエイト ニトロ エリート 42月12日29,700円約170g40/32mm(8mm)
ディヴィエイト ピュア ニトロ6月4日19,800円約220g38/30mm(8mm)
ヴェロシティ ニトロ 57月9日16,500円約240g35/27mm(8mm)
発売日は、プーマ ジャパンのプレスリリースに書かれた2026年の日付です。値段は2026年10月13日の日本公式ページの表示(税込)。重さはメンズ27.0cmの片足。底の厚さは、かかと/前足の順です。

板は、ディヴィエイト ニトロ 4 がカーボンを混ぜたもの、エリート 4 がカーボン。ピュア ニトロとヴェロシティ ニトロ 5 には入っていません。底のゴムは4足とも PUMAGRIP です。

選んだ条件と、外したモデル

この記事に入れたのは、プーマ ジャパンの発表で「2026年の何月何日に発売」と読めた靴だけです。売れている順ではありません。

マグマックス ニトロ 2 は、日本公式サイトに約275g・46/38mm・22,000円で載っています。ただ、プーマ本社の発表では世界での発売が2025年12月1日。
2026年の新作には入れませんでした。FAST-R ニトロ エリート 3 も現行品ですが、2025年のレースで使われた靴です。

マグニファイ ニトロ、フォーエバーラン ニトロは、調べた日の日本公式サイトの検索に出てきませんでした。

ディヴィエイト ニトロ 4:練習の主力。前作より約15g軽い

何が変わったか:公式ページは「前モデルより約15gの軽量化」と書いています。今が約250gなので、逆算すると前作は約265g(250 + 15)。
底の発泡材は2層になり、板は形を作り直して、しなやかさを残したと説明されています。

兄弟との違い:エリート 4 より80g重く(250 − 170)、目安の距離は2倍の800kmです。ピュア ニトロとは底の厚さが同じで、こちらには板が入っています。

ほめる所:板・38mmの厚い底・800kmの目安。この3つが1足にそろうのは、4足の中でこれだけです。公式は、底のゴムの接地面を広くして、かかとから着く人にも足の中ほどで着く人にも合わせた、と書いています。
幅は2E相当。テンポを上げる練習からフルマラソンまで、と用途も広く取られています。

気をつける所:4足の中でいちばん重い靴です。板なしのヴェロシティ ニトロ 5 より10g重く、ピュア ニトロより30g重い。軽さを買う靴ではありません。

向く人・向かない人:板のある靴で距離を踏みたい人、レースも練習も1足で通したい人に向きます。板の硬さが要らない人は、下のピュア ニトロのほうが数字に合います。

PUMA ディヴィエイト ニトロ 4 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ディヴィエイト ニトロ 4

楽天市場で見る

HYROX の名前が付いた版もあります。プレスリリースは「DEVIATE NITRO 4 をベースにした」と説明していますが、日本公式ページの表記は厚さ39/29mm・高低差10mmで、通常版の38/30mm・8mmと違っています。高低差をそろえたい人は、通常版を選ぶのが確かです。

PUMA x HYROX ディヴィエイト ニトロ の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA x HYROX ディヴィエイト ニトロ

楽天市場で見る

ディヴィエイト ニトロ エリート 4:約170g。前作から約12%軽い

何が変わったか:公式ページは「前モデルから約12%の軽量化」と書いています。今が約170gなので、前作は約193gだった計算です(170 ÷ 0.88)。
差は約23g。板は剛性を上げ、横方向の力を均等に散らすリブを付けた、とプレスリリースは説明しています。

兄弟との違い:ディヴィエイト ニトロ 4 より底が2mm厚く、80g軽い。発泡材は NITROFOAM ELITE という別の物で、公式はエネルギーの戻りを最大93%としています。
ヴェロシティ ニトロ 5 の発泡材は85%と書かれているので、8ポイントの差です。

ほめる所:40mmの底とカーボンの板を入れて170g。厚底カーボン10足を並べた記事でも、重さが分かる8足の中で2番目に軽い靴でした。値段は200gを切るレース用の中で低い側。
しかも幅は2E相当で、底のゴムは全面に張られています。レース用で、軽さ・値段・幅の3つを同時に取れる靴は多くありません。

気をつける所:目安の距離は400km。4足の中で、これだけ半分です。本社の発表は、対象を「ピッチの高いランナー」と書いています。歩幅で進む走り方の人には、合う・合わないが出やすい作りです。

向く人・向かない人:レースの日と、その前の数回だけ履くと決められる人に向きます。毎日の靴を1足で済ませたい人には向きません。

PUMA ディヴィエイト ニトロ エリート 4 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ディヴィエイト ニトロ エリート 4

楽天市場で見る

PUMA x HYROX 版は、底の突起の形をハイロックスの床と動きに合わせたもの、とプレスリリースは説明しています。約194gで、目安は500km。
通常版との数字の差は、ディヴィエイト ニトロの違いの記事に表でまとめました。

ディヴィエイト ピュア ニトロ:シリーズで初めての板なし

何が変わったか:前の世代がありません。ディヴィエイト ニトロのシリーズで初めて、板を入れなかった靴です。プレスリリースは、ディヴィエイト ニトロ 4 と比べて約30g軽いと書いています。割合にすると12%です(30 ÷ 250)。

兄弟との違い:ディヴィエイト ニトロ 4 と、底の厚さ38/30mm・高低差8mm・目安800kmが同じ。違うのは板のあるなしと、重さと値段です。
ヴェロシティ ニトロ 5 と比べると、同じ板なしで底が3mm厚く、20g軽くなります。

ほめる所:厚いのに軽い。4足を「底が38mm以上」で絞ると3足残り、その中で板が無く、目安が800kmあるのはこれだけです。板なしの2足で比べても、厚いほうが軽いという逆転が起きています。
公式は、プレートをあえて採用しないことで自然な足運びになる、と説明しています。速い靴は板で作る、という流れの中で、発泡材だけで軽さを出した1足です。

気をつける所:幅の表記です。ディヴィエイト ニトロ 4、エリート 4、ヴェロシティ ニトロ 5 の公式ページは「2E相当」ですが、この靴は「レギュラー」としか書かれていません。
もう1つ、公式は対象を「週に3日から5日以上走る方」としています。走る回数が少ない人に向けた靴ではない、という書き方です。

向く人・向かない人:板のない靴で、速めの練習まで1足でこなしたい人に向きます。板の押し出しが欲しい人はディヴィエイト ニトロ 4、幅にゆとりが欲しい人はヴェロシティ ニトロ 5 です。

PUMA ディヴィエイト ピュア ニトロ の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ディヴィエイト ピュア ニトロ

楽天市場で見る

ヴェロシティ ニトロ 5:高低差が10mmから8mmに

何が変わったか:前作ヴェロシティ ニトロ 4 の数字は、2025年のプレスリリースに残っています。並べるとこうなります。

ニトロ 4(2025年7月)ニトロ 5(2026年7月)差
重さ(27.0cm)約250g約240g−10g
かかとの厚さ36mm35mm−1mm
前足の厚さ26mm27mm+1mm
高低差10mm8mm−2mm
公式の値段16,500円16,500円0円
どちらもプーマ ジャパンのプレスリリースの数字です。

かかとと前足の厚さを足すと、前作は62mm(36 + 26)、今作も62mm(35 + 27)。底の量は変えずに、かかとの1mmを前足へ移した形です。
これで高低差が2mm縮みました。公式は、前足のクッション感を高めて安定させるため、と説明しています。

ほかに、底の土台の幅を広げたこと、甲まわりにゆとりを持たせた日本向けの木型(JAPAN LAST)を続けて使ったことが書かれています。

兄弟との違い:4足の中で底がいちばん薄く、値段がいちばん低い靴です。派生は2つ。幅が3E相当のワイドと、防水のゴアテックス版です。

ほめる所:値段を据え置いたまま、10g軽くなりました。1kmあたりの値段は4足の中でいちばん低い約21円(次の表)。そして、この更新で2026年の4足の高低差が8mmにそろいました。
練習はヴェロシティ、レースはエリート 4 と履き分けても、かかとの高さの感覚が変わりません。

気をつける所:板がありません。底も35mmで、ディヴィエイトの3足より3〜5mm薄い。ゴアテックス版は、公式ページの幅の表記が「レギュラー」で、発売日は確かめられていません。

向く人・向かない人:最初の1足、毎日の1足を探している人に向きます。フルマラソンまで対応と公式は書いています。レースで板の反発が欲しい人には向きません。

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5

楽天市場で見る

足幅の広い人には、3E相当のワイドがあります。重さと底の厚さは、通常の幅と同じ表記です。

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5 ワイド の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5 ワイド

楽天市場で見る

雨の日も走る人には、ゴアテックス版。重さは通常版と同じ約240gと書かれています。

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5 ゴアテックス の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5 ゴアテックス

楽天市場で見る

4足を、1gあたり・1kmあたりで並べる

表は横に動かせます →

モデル1gあたり目安の距離1kmあたり楽天の値段
ディヴィエイト ニトロ 4約88円800km約28円12,991〜22,000円
エリート 4約175円400km約74円22,999〜30,800円
ピュア ニトロ約90円800km約25円15,840〜19,800円
ヴェロシティ ニトロ 5約69円800km約21円11,999〜16,500円
1gあたりは、公式の値段 ÷ 重さ(例:19,800 ÷ 220 = 90円)。1kmあたりは、公式の値段 ÷ 目安の距離(例:19,800 ÷ 800 = 24.75円)。楽天の値段は調べた日の幅です。

エリート 4 は、ディヴィエイト ニトロ 4 より80g軽く、7,700円高い。1g軽くするのに約96円かかっている計算です(7,700 ÷ 80)。

ピュア ニトロは逆です。ディヴィエイト ニトロ 4 より30g軽いのに、2,200円低い。軽くなって、値段も下がる。4足の中で、この向きの組み合わせは1つだけです。

30gの差を、フルマラソンに直します。歩幅を1.2mと仮に置くと、42.195kmは約35,163歩。30g × 35,163歩で、約1,055kg。足で持ち上げる重さの合計が、ゴールまでに約1トン違います。

2026年のプーマで、いちばん買う理由がある1足

ディヴィエイト ピュア ニトロです。

条件を3つ置きました。①毎日履ける(目安800km)、②底が厚い(38mm以上)、③軽い。①と②を満たすのはディヴィエイト ニトロ 4 とピュア ニトロの2足で、軽いのはピュア ニトロ。
1kmあたりも約25円で、板なしのヴェロシティ ニトロ 5 と4円しか変わりません。

ほかの3足は、前作を持っている人には買い替えの話です。ピュア ニトロには前作が無い。厚い底で、板が無く、220g。プーマの中に、この組み合わせは今までありませんでした。だから、2026年に買う理由がいちばんはっきりしています。

ただし、全員の1足ではありません。分け方はこうです。

  • 幅にゆとりが要る・予算をおさえたい → ヴェロシティ ニトロ 5(2E相当、ワイドは3E相当)
  • 板のある靴で練習もレースも → ディヴィエイト ニトロ 4
  • レースの日だけの軽い靴 → エリート 4

ほかのメーカーと並べて選ぶなら、2026年のランニングシューズのおすすめに同じ形の表があります。

買わなくていい人

  • ヴェロシティ ニトロ 4 を履いていて、まだ800kmに届いていない人。重さの差は10gで、値段は同じです。高低差が2mm変わるので、今の感覚が気に入っているなら急ぐ理由がありません。
  • エリート 4 を練習用に考えている人。目安は400kmで、1kmあたりはヴェロシティ ニトロ 5 の約3.6倍です(74.3 ÷ 20.6)。
  • 幅の表記を大事にする人にとってのピュア ニトロ。「2E相当」と書かれた3足から選ぶほうが、表記のうえでは確かです。

よくある質問

ピュア ニトロとヴェロシティ ニトロ 5 は、どちらも板なし。何が違いますか

底の厚さと重さです。ピュア ニトロは38/30mmで約220g、ヴェロシティ ニトロ 5 は35/27mmで約240g。公式のクッションの区分も、ピュア ニトロが「最大」、ヴェロシティ ニトロ 5 が「ミディアム」と分かれています。幅の表記は、ヴェロシティ ニトロ 5 だけが2E相当です。

発売日は、世界と日本で同じですか

ディヴィエイト ニトロ 4 の1月23日と、エリート 4 の2月12日は、本社の発表では数量をしぼった先行の発売日で、世界での一般発売は2月26日とされています。
プーマ ジャパンは、同じ1月23日と2月12日を発売日として発表し、2月26日には新しい色を出しました。

4足とも高低差が8mmだと、何がよいのですか

靴を替えても、かかとと前足の高さの関係が変わりません。前作のヴェロシティ ニトロ 4 は10mmだったので、ディヴィエイトの靴と履き分けると2mmの差がありました。2026年の4足は、どの組み合わせでも差が0mmです。

この記事に出てきた道具

広告・画像:楽天市場

出典

あわせて読む