1kmのランを8回、その間に8つの種目を1つずつ。順番は世界中どの大会でも同じです。男子の一般の部は、そり152kgを50m押し、6kgのボールを100回投げます。重さは部門で3段階に分かれています。
ギアオタクの本命
最初に見る数字は、そりの重さではなく、ウォールボールの100回。6kgを100回で、投げ上げる合計は600kgになる。しかも最後の種目だ。8kmを走った脚で残っているかどうか、準備はここから逆算する。
この記事の要点
- ラン1km×8と、8種目。順番は固定で、合計のランは8km
- 重さは3段階。女子の一般、男子の一般と女子のプロ、男子のプロ
- そりの重さは、そり本体を含んだ数字
レースの流れ
ハイロックスは、1kmのランと1つの種目を、8回くり返す競技です。順番は決まっていて、どの大会でも変わりません。
| 順 | ラン | 種目 | 距離・回数 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1km | スキーエルゴ(SkiErg) | 1,000m |
| 2 | 1km | スレッドプッシュ(そりを押す) | 50m |
| 3 | 1km | スレッドプル(そりを引く) | 50m |
| 4 | 1km | バーピーブロードジャンプ | 80m |
| 5 | 1km | ローイング | 1,000m |
| 6 | 1km | ファーマーズキャリー(ケトルベル2個を運ぶ) | 200m |
| 7 | 1km | サンドバッグランジ | 100m |
| 8 | 1km | ウォールボール | 100回 |
ランは合計8km。種目のうち距離で測るものを足すと、スキー1,000m+そり100m+バーピー80m+ロー1,000m+キャリー200m+ランジ100mで、2,480mになります。ランと合わせて、およそ10.5kmぶんを動く計算です。
スタートは、時間をずらして少人数ずつ出る方式です。制限時間や足切りはありません。公式サイトは、完走率を99%以上、前のシーズンの平均タイムを1時間32分と書いています。
部門ごとの重さ
重さは3段階です。公式は、器具を白・グレー・黒で色分けしています。
| 種目 | 女子(一般) | 男子(一般)・女子プロ | 男子プロ |
|---|---|---|---|
| スレッドプッシュ | 102kg | 152kg | 202kg |
| スレッドプル | 78kg | 103kg | 153kg |
| ファーマーズキャリー | 16kg × 2個 | 24kg × 2個 | 32kg × 2個 |
| サンドバッグ | 10kg | 20kg | 30kg |
| ウォールボール | 4kg | 6kg | 9kg |
| ウォールボールの的の高さ | 2.70m | 男子 3.00m/女子 2.70m | 3.00m |
ダブルスの男子とミックス、リレーの男子は「男子(一般)」の列、ダブルスの女子とリレーの女子は「女子(一般)」の列と同じ重さです。
重さを足し算してみる
男子の一般の部で、動かす重さを計算します。
| 種目 | 計算 | 結果 |
|---|---|---|
| ウォールボール | 6kg × 100回 | 合計600kgを投げ上げる |
| ファーマーズキャリー | 24kg × 2個 | 48kgを持って200m |
| サンドバッグランジ | 20kg | かついで100m |
| スレッドプッシュ | 152kg | 押して50m |
ウォールボールは、1回は6kgでも、100回で600kgになります。女子の一般なら 4kg × 100回 で400kg、男子のプロなら 9kg × 100回 で900kgです。これが8種目の最後に来ます。
部門ごとの差も数字にできます。そりを押す重さは、女子の一般(102kg)が男子の一般(152kg)の約67%、男子のプロ(202kg)は男子の一般の約1.33倍です。プロに上げると、そりは50kg重くなります。
スキーとローの設定
スキーエルゴとローイングマシンには、風の抵抗を変える「ダンパー」というつまみがあります。レースでは、どちらも最初は6に合わせてあり、自分で変えてかまいません。ローイングの足を置く板は、最初は4の位置です。
どちらのマシンも、Concept2 という会社のものが使われます。同じ機種が市販されているので、家やジムでレースと同じ画面を見ながら練習できます。
Concept2 ローエルゴ
楽天で「Concept2 ローエルゴ」を見る家で重さを合わせて練習する
公式の器具は CENTR(センター)というブランドが作っていて、日本の楽天でも買えます。調べた日は、ウォールボールの4kg、サンドバッグの10kg・20kg・30kg、ケトルベルの16kg・32kgなどが出ていました。レースと同じ重さを選べます。
CENTR HYROX ウォールボール
楽天で「CENTR HYROX ウォールボール」を見るCENTR HYROX サンドバッグ
楽天で「CENTR HYROX サンドバッグ」を見るCENTR HYROX ケトルベル
楽天で「CENTR HYROX ケトルベル」を見る何から買うかは、家でそろえる練習器具の記事に、値段と置き場所の順でまとめました。
種目ごとにくわしく
- ウォールボールの重さと的の高さ → ウォールボールの記事
- 反則と、足される時間 → ペナルティの一覧
- ダブルスとリレーの分け方 → ダブルスの分け方の記事
- はく靴 → シューズのおすすめ6足
よくある質問
種目の順番は大会によって変わりますか
変わりません。8種目の順番は固定です。変わるのはコースの形で、1kmのランが会場によって2周になったり4周になったりします。
制限時間はありますか
ありません。公式サイトは、制限時間も出場の資格も無い、と書いています。
そりの重さは、おもりだけの数字ですか
そり本体を含んだ数字です。男子の一般の152kgは、そりとおもりを合わせた重さです。
どの部門に出ればよいですか
一般・プロ・ダブルス・リレーの違いと、公式が出している体力テストの目安を、部門の選び方の記事にまとめました。