Ghost 18 は、ブルックスが「ブランドを代表する」と書く毎日用の靴です。2026年6月中旬に先行販売が始まり、19,800円、メンズ27cmで290g、ドロップ10mm。板は入りません。ジョグ用の1足を、幅を選んで買いたい人に向きます。
シューズオタクの本命
Ghost 18 は、足に触れる3か所だけを直した世代。底の素材も厚さも前作と同じだと、商品ページが自分で書いている。新しいのは中敷き、ベロ、甲の布。
そのうえで、ワイド・スリム・防水の3つの派生が最初からそろう。底を気に入っている人が、幅と天気で選び分けられる。私が18を買う理由は、この棚の広さだ。
この記事の要点
- メンズ290g(27cm)で、Ghost 17 の商品ページより5g重い。値段の定価は同じ19,800円
- 防水の GTX は320g・28,600円。通常版との差は30gと8,800円
- 底の厚さは数字で公表されていない。分かるのはドロップ10mmと「前作と同じ」の2つ
公式の数字|290g・ドロップ10mm・19,800円
新しい世代の商品ページに、「ミッドソールの素材とソールの厚みは前作から変更なし」と書いてある。Ghost 18 は、そこから読み始める靴です。
日本でブルックスを扱うアキレスが、2026年6月9日に発表文を出しています。その発表文と、日本公式の商品ページの数字を並べます。
| 項目 | Ghost 18 |
|---|---|
| 発売 | 2026年6月中旬から先行販売(発表は6月9日) |
| 値段(税込) | 19,800円 |
| 重さ(メンズ) | 290g(27cm) |
| 重さ(ウィメンズ) | 260g(24cm) |
| 底の厚さ | 数字の公表なし(前作と同じ、と記載) |
| ドロップ | 10mm |
| 足幅 | メンズ D(標準)・2E(ワイド)/ウィメンズ B(標準)。スリムもあり |
| サイズ | メンズ 25.0〜29.0cm/ウィメンズ 22.0〜26.0cm |
| 板 | 記載なし |
| フォーム | DNA LOFT v3 |
| 中敷き | Ortholite X-60(今回から) |
売る場所は、発表文では「公式オンラインショップおよび一部 BROOKS 取扱店舗」。用途は、ジョグ、LSD(ゆっくり長く走る練習)、通勤ラン。初心者から経験者まで、と対象を広く取っています。
ブルックス Ghost 18(ゴースト18)
楽天市場で見る前の世代から変わった所|足に触れる3か所
商品ページが挙げる変更点は3つです。
- 中敷き:Ortholite X-60 を新しく入れた
- ベロ(シュータン):設計をやり直して、甲への当たりをやわらかくした
- 甲の布:新しいエアメッシュにして、通気を上げた
3つとも、足が直接さわる場所です。地面に当たる側は動いていません。フォームは17と同じ DNA LOFT v3。ブルックスは17のページで、これを窒素を注入して作るフォームだと説明しています。
| Ghost 17 | Ghost 18 | 差 | |
|---|---|---|---|
| 重さ(メンズ27cm) | 285g | 290g | +5g |
| ドロップ | 10mm | 10mm | 0 |
| フォーム | DNA LOFT v3 | DNA LOFT v3 | 同じ |
| 定価 | 19,800円 | 19,800円 | 0円 |
| 1gあたり(定価) | 約69.5円 | 約68.3円 | −1.2円 |
重さは5g増えました。中敷きを替えた世代なので、増えた理由はそこだろうと私は読みますが、ブルックスは理由を書いていません。
5gをフルマラソンの歩数に直します。歩幅を1mと置くと42,195歩、片足で約21,100歩。5g × 21,100歩で、片足が持ち上げる重さの合計は約105kg違います。
数字にすると大きく見えますが、1歩あたりは1円玉5枚ぶんです。
底が大きく動いたのは、ひとつ前の17
17のページには、その前の世代からの変更が書いてあります。かかとが1mm、前足部が3mm厚くなった。前だけ2mm多く足したので、ドロップは12mmから10mmに下がりました(3 − 1 = 2、12 − 2 = 10)。
つまり、底を作り直したのが17で、18はその底に手を付けず、上だけ整えた世代です。月に500km走る私の読み方では、毎日の靴でいちばん変えてほしくないのがドロップです。
10mmのまま、という1行は、買い足す側にとって安心の数字です。
兄弟モデルとの違い|Glycerin・MAX 系・GTX
表は横に動かせます →
| モデル | 重さ(27cm) | ドロップ | 公式の値段 | こういう人はこちら |
|---|---|---|---|---|
| Ghost 18 | 290g | 10mm | 19,800円 | 最初の1足。かかとが高めの靴に慣れている |
| Ghost 18 GTX | 320g | 10mm | 28,600円 | 雨の日も同じ靴で走りたい |
| Glycerin 23 | 300g | 8mm | 26,400円 | もう一段やわらかいフォームが欲しい |
| Ghost MAX 3 | 320g | 6mm | 22,000円 | 厚い底と、転がる形(ロッカー)が欲しい |
| Glycerin MAX 2 | 310g | 6mm | 29,700円 | ブルックスでいちばんクッションの多い靴が目当て |
並べると、Ghost 18 は5足の中でいちばん軽く、いちばん安く、ドロップがいちばん大きい靴です。
- ドロップ10mm前後の靴を履いてきた。同じ感覚のまま替えたい → Ghost 18
- 雨の通勤ランにも使う → Ghost 18 GTX。通常版より30g重く、8,800円高い(320 − 290、28,600 − 19,800)
- フォームの違いにお金を出せる → Glycerin 23。フォームは DNA TUNED で、差は10gと6,600円(300 − 290、26,400 − 19,800)
- 底の厚さで選びたい → Ghost にしないほうがいい。MAX の付く2足は名前どおり厚底の側で、ドロップは6mmです
Ghost と Ghost MAX は、名前が似ているだけで別の靴です。同じ DNA LOFT v3 でも、MAX 3 は30g重く、ドロップは4mm小さい(320 − 290、10 − 6)。
「Ghost の厚い版」と思って買うと、かかとの高さの感覚が変わります。
ブルックス Ghost 18 GTX(防水)
楽天市場で見るほめる所
まず、底をいじらなかったこと。17で厚さとドロップを直し、18ではそれを1mmも動かさなかった。名前の数字を上げるたびに底を変えるメーカーが多い中で、これは判断です。17が合った人は、同じ底のまま新しい甲の靴を買えます。
次に、派生が最初からそろっていること。発表文には、定番のほかにワイド、スリム、GORE-TEX の3つが並んでいます。細い足向けのスリムを発表文に書く毎日用の靴は、多くありません。
日本公式のワイドは 2E で、重さは通常の幅と同じ290g(27cm)。幅を広げても重さの数字が変わらないのは、選ぶ側にとって分かりやすい。
値段も動いていません。定価は17と同じ。中敷きを新しくして、値上げをしていない世代です。
そして、10mmというドロップ。いまの毎日用の靴は6〜8mmが増えていて、10mmは少数派になりました。当サイトの用途別10足の記事でも、ドロップを読めた9足のうち10mmは、ナイキのボメロ 18 とペガサス 42 だけです。
かかとが高めの靴を履いてきた人に、乗り換え先が残っているのはありがたい。
気をつける所
底の厚さが、数字で公表されていません。分かるのはドロップ10mmと「前作と同じ」の2つだけ。かかと何mm、と数字で比べて決めたい人は、厚さを公表しているメーカーの靴のほうが選びやすいです。
290gは、軽い靴ではありません。同じ値段の HOKA クリフトン 11 は、メーカーの発表で282g(28cm)。サイズの条件が1cm違うのに、Ghost のほうが8g重い(290 − 282)。軽さで決めるなら、Ghost ではありません。
GTX は、防水の膜を甲に貼る作りです。日本公式のページでは、通常版より30g重い320g。雨の日専用に買うなら納得の差ですが、晴れの日も毎日これ1足、という使い方には重い数字です。
Ghost 17 を持っている人には、底の違いがありません。中敷きとベロと甲の布に不満が無ければ、いまの靴の底が減ってからで足ります。
向く人・向かない人
- 向く人:最初の1足を探している。ジョグと通勤ランが中心
- 向く人:ドロップ10mm前後の靴からの履き替え
- 向く人:足幅で困ってきた。ワイド(2E)かスリムを選びたい
- 向く人:Ghost 16 以前を履いている。17で底が厚くなり、18でそのまま甲が新しくなっています
- 向かない人:軽さで選びたい。板の入った靴が欲しい
- 向かない人:底の厚さを数字で比べたい
- 買わなくていい人:Ghost 17 がまだ新しい人。底は同じです
値段と買い方
| モデル | 公式の値段 | 楽天の値段の幅 |
|---|---|---|
| Ghost 18 | 19,800円 | 15,840〜19,800円 |
| Ghost 17(前の世代) | 定価19,800円(公式はセール中) | 14,960〜19,800円 |
| Ghost 18 GTX | 28,600円 | 25,740〜61,470円 |
| Glycerin 23 | 26,400円 | 13,612〜50,443円 |
前の世代が安く残っているなら、Ghost 17 はまともな選択です。底の素材も厚さも同じだと、メーカーが書いているからです。値段の差が、中敷き・ベロ・甲の布の3つに見合うかどうかで決めれば足ります。
18を選ぶ理由がはっきりしているのは、幅を選びたい人です。型落ちは、サイズと幅がそろって残っていないことが多い。自分の幅が17に無ければ、18です。
買うときは、商品名の数字と「WIDE」「GTX」「MAX」の表記を見ます。どれも Ghost の名前で、別の商品として売られています。
ブルックス Ghost 18(ゴースト18)
楽天市場で見るブルックス Ghost 17(前の世代)
楽天市場で見るよくある質問
サイズ感は? ワイドはありますか
日本公式の商品ページでは、メンズの標準が D、ワイドが 2E、ウィメンズの標準が B です。発表文には、細身のスリムモデルもあります。メンズは 25.0cm から、ウィメンズは 22.0〜26.0cm。
長さを上げて幅を逃がすより、いつもの長さのまま幅を選べる靴です。
Ghost 17 と 18、どちらを買えばいいですか
底は同じです。18で変わったのは、中敷き(Ortholite X-60)、ベロ、甲のエアメッシュの3つ。重さは18のほうが5g重い(27cm)。
17が安く、自分のサイズが残っているなら17で足ります。ワイドやスリムを選びたいなら18です。
GTX は通常版とどう違いますか
甲に GORE-TEX の防水の膜を貼った版です。発表文では、濡れた路面でのグリップを高めた底、とも書かれています。日本公式の数字では320g(27cm)で、通常版より30g重く、値段は別です。
ドロップは同じ10mm。雨の日用に2足目として持つ靴だと、私は読みます。