Amazfit Balance 3 レビュー同じ電池で GPS が8時間のびて41時間

公開 2026年10月13日更新 2026年10月13日シューズ・道具公式の出典 4本広告を含みます

背景の写真:James Lee(Unsplash)

ホーム › シューズ・道具 › Amazfit Balance 3 レビュー

Amazfit Balance 3 は、2026年7月10日に発売されたスポーツ用のスマートウォッチです。日本公式の表示は63,800円、ストラップを除いて62g、1.5インチの有機 EL の画面、高精度 GPS モードで最大41時間。HYROX 用のモードが4つ入り、トライアスロンとトレイルランのモードもあります。8月27日には、55gのチタンブラックの型が足されました。

シューズオタクの本命

Balance 3 は、走る・泳ぐ・こぐ・HYROX を1本で測りたい人が買う時計だ。41時間の電池は、制限時間32時間の100kmのトレイルまで設定を落とさずに届く。
ロングのトライアスロンなら3回ぶん入る。引きかえは重さで、ストラップ抜きで62g。ロードのレースだけの人には、私はこの時計をすすめない。

この本命の理由を飛ばして、道具を先に見る ↓

この記事の要点

  • 電池の容量は Balance 2 と同じ658mAh。それで高精度 GPS の時間が33時間→41時間にのびた。1時間に使う電気が約2割減った計算
  • 値段は19,910円上がり、本体は19g重くなった。素材がアルミ合金からステンレスに替わったため
  • チタンブラックの型は7g軽くて12,000円高い。1g軽くするのに約1,714円

電池の大きさは同じなのに、8時間のびた

時計の電池の時間をのばす方法は、ふつう1つです。電池を大きくする。そのぶん、本体は厚く、重くなります。

Amazfit Balance 3 の製品ページを、前の Balance 2 と並べると、電池の容量はどちらも658mAhでした。それなのに、高精度 GPS モードの時間は33時間から41時間へ、8時間のびています。

電池を足さずに、使う電気を減らした世代です。この記事は、その差を数字に直して読みます。HYROX 用のモードの中身はAmazfit の HYROX モードの記事に書いたので、ここでは走る時計としての Balance 3 を見ます。

公式の数字

項目Amazfit Balance 3
発売日2026年7月10日(ステンレス)/8月27日(チタンブラック)
公式の値段63,800円(ステンレス)/75,800円(チタンブラック)
重さ62g(ステンレス)/55g(チタンブラック)
厚さ12.5mm(心拍のセンサーを含めると14.6mm)
画面の種類と大きさ有機 EL(AMOLED)・1.5インチ・480 × 480ピクセル・サファイアガラス
画面の明るさ最大3,000ニト
GPS を使ったときの電池高精度 GPS モード 最大41時間/省電力 GPS モード 最大84時間
ふだんの電池最大21日(電池の容量は658mAh)
防水10ATM(100m)
地図あり(オフラインマップを取り込んで表示)
保存容量・GPS64GB・2周波で6つの衛星の仕組みに対応
発売日と値段(税込)は、Zepp Health の2026年7月10日と8月27日の発表から。そのほかは、2026年10月13日の日本公式の製品ページの表示です。重さはストラップを除いた数字で、ストラップ込みの重さは書かれていません。3,000ニトは、電池の残りが30%以上のときの上限です。調べた日、製品ページには割引の値段も出ていました。

値段を高精度 GPS モードの時間で割ると、1時間あたり約1,556円です(63,800 ÷ 41)。当サイトの12機種の表に入れると、Balance 2(1,330円)と Garmin Enduro 4(1,725円)の間に来ます。

発表では、スポーツのモードは170種類以上。製品ページの一覧には、トレイルランニング、ウルトラマラソン、オープンウォータースイミング、トライアスロン、マルチスポーツが並んでいます。

Amazfit Balance 3 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

Amazfit Balance 3

楽天市場で見る

前の機種から変わった所

前の機種は Balance 2 です。日本公式ではいまも売られていて、製品ページの数字をそのまま並べられます。

項目Balance 2Balance 3差
公式の値段43,890円63,800円+19,910円
重さ(ストラップを除く)約43g62g+19g
本体の素材アルミニウム合金ステンレス/チタン変更
電池の容量658mAh658mAh同じ
高精度 GPS モード最大33時間最大41時間+8時間
省電力 GPS モード最大67時間最大84時間+17時間
GPS 1時間に使う電気約19.9mAh約16.0mAh約−3.9mAh
画面の明るさ最大2,000ニト最大3,000ニト+1,000ニト
HYROX 用のモード2つ4つ+2つ
どちらも2026年10月13日の日本公式の製品ページから。素材の変更は7月10日の発表から。Balance 2 の製品ページの電池の名前は「精度 GPS モード」です。「1時間に使う電気」は、容量 ÷ 時間で私が出した目安です(658 ÷ 33 = 19.9、658 ÷ 41 = 16.0)。画面は、どちらも1.5インチ・480 × 480ピクセルで同じです。

GPS の時間は約24%のびました(8 ÷ 33)。電池の容量が同じなので、1時間に使う電気が約20%減ったことになります(3.9 ÷ 19.9)。
画面の明るさの上限を1.5倍に上げながら(3,000 ÷ 2,000)、です。

一方で、値段は約45%上がりました(19,910 ÷ 43,890)。重さは約44%の増えです(19 ÷ 43)。電池ののびより、値段と重さの上がり方のほうが大きい。

重さの理由は、発表にはっきり書かれています。本体が、Balance 2 のアルミニウム合金から、ステンレスとチタンに替わりました。発表はこれを「重量感と高級感が増した」と説明しています。軽くする方向の世代替えではありません。

値段を GPS の時間で割ると、Balance 2 は1時間あたり1,330円、Balance 3 は約1,556円。電池を買うだけなら、Balance 2 のほうが安く買えます。

Amazfit Balance 2(前の機種) の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

Amazfit Balance 2(前の機種)

楽天市場で見る

兄弟機種との違い

Balance 3 には、同じ名前で素材の違う型が1つ、上と横に別の機種が2つあります。

表は横に動かせます →

Balance 3(ステンレス)Balance 3(チタンブラック)Balance UltraCheetah 2 Pro
公式の値段63,800円75,800円99,800円74,800円
重さ62g(ストラップ抜き)55g(ストラップ抜き)未確認約61.5g(バンド込み)
GPS の電池最大41時間最大41時間未確認最大31時間
ふだんの電池最大21日最大21日最大30日未確認
スポーツのモード170種類以上170種類以上180種類以上未確認
Balance 3 の2つの型と Balance Ultra は、Zepp Health の7月10日・8月27日の発表と製品ページから。Balance Ultra の重さと GPS の時間は、発表に書かれていません。Cheetah 2 Pro は、当サイトの12機種の記事で日本公式から読んだ数字で、31時間は2つの周波数を受ける高精度のモードです。

チタンブラックの型:7g軽く(62 − 55)、12,000円高い(75,800 − 63,800)。1g軽くするのに、約1,714円を払います(12,000 ÷ 7)。画面・電池・保存容量は同じだと発表にあります。

Balance Ultra:差は36,000円(99,800 − 63,800)。ふだんの電池が最大30日にのび、押すボタンが5つになります。
発表は、手袋や汗をかいた手でも動かしやすい、と説明しています。GPS を使ったときの時間は発表に無いので、レースに足りるかどうかの計算はできません。

Cheetah 2 Pro:走る人向けの機種で、バンド込みで約61.5g。Balance 3 のステンレスは、ストラップを抜いて62gです。
腕に載る重さは、Cheetah 2 Pro のほうが軽くなります。GPS の時間は、Balance 3 のほうが10時間長い(41 − 31)。

  • 1本で、走る・泳ぐ・HYROX まで。値段を抑える → Balance 3(ステンレス)
  • 同じ中身で、腕の重さを7g減らしたい → Balance 3(チタンブラック)
  • HYROX のレースの記録と体力テストだけでいい → Balance 2
  • 走るのが中心で、軽いほうがいい → Cheetah 2 Pro

ほめる所

電池を大きくせずに、8時間のばした。同じ658mAhで、33時間が41時間。使う電気を約2割削った計算です。画面の明るさの上限を上げたうえでの結果なので、この世代のいちばんの中身はここだと私は読みます。

41時間で、100kmのトレイルに届く。制限時間32時間の大会でも、9時間の余りが残ります(41 − 32)。6万円台で、設定を落とさずに100kmを測れる。山に出る人にとっては、値上げの理由になる数字です。

泳ぐ所まで含めて、モードがそろっている。10ATM の防水に、オープンウォータースイミング、トライアスロン、マルチスポーツのモード。HYROX 用のモードは、レース・体力テスト・トレーニング・シミュレーションの4つです。競技をまたいで出る人が、時計を使い分けずに済みます。

保存容量64GBと、取り込める地図。オフラインマップを時計に入れて、画面で見られます。GPX のルートは、アプリから送れます。

HYROX の公式の時計である。発表は、Amazfit が HYROX の公式のウェアラブルのパートナーで、2026年4月15日に3年間の提携を発表したと書いています。

気をつける所

重い。ストラップを抜いて62g。12機種の記事の COROS PACE 4 は、シリコンバンド込みで40gです。月に500km走る立場で言うと、毎日腕に載せる物の重さは、電池の時間より先に決める条件です。ロードの練習が中心の人には、この重さは割に合いません。

電池1時間あたりの値段は、前の機種より上がった。1,330円が約1,556円。約17%の上がりです(226 ÷ 1,330)。

地図は、自分で取り込む。製品ページでは、地図は OSM という形式のファイルを取り込んで表示します。道案内にはルートのファイルが要り、地図の上の好きな地点を選んで案内させることはできません。使えるのは屋外のスポーツのモードの中だけです。

3,000ニトは、いつでも出るわけではない。電池の残りが30%を切ると使えず、周りの明るさによっては2,000ニトまでの自動の調整になる、と製品ページにあります。

充電ケーブルが付いてこない。充電は磁石で付く専用の充電の台で、ケーブルは別に用意します。

向く人・向かない人

電池の時間を、レースの制限時間で割ります。1を超えれば足ります。制限時間は、当サイトの大会カレンダーと必携品の記事で、公式の要項から読んだ数字です。

レース制限時間41時間 ÷ 制限時間判定
フルマラソン6時間6.8足りる
ロングのトライアスロン(宮古島)13時間3.2足りる
OSJ KAMI100 の 100K25時間1.6足りる
Tokyo100(101km)30時間1.4足りる
FunTrails の 100K32時間1.3足りる
FUJI100mi45時間30分0.94時間30分足りない
41時間は、高精度 GPS モードの上限です。割り算は 41 ÷ 6 = 6.8、41 ÷ 13 = 3.2、41 ÷ 32 = 1.3、41 ÷ 45.5 = 0.9。省電力 GPS モードの最大84時間は、数に入れていません。

フルマラソン:足ります。6時間のレースが、6回ぶん入ります。電池の面では余りすぎで、この時計を選ぶ理由にはなりません。

100kmのトレイル:足ります。表の3大会とも、高精度の設定のまま届きます。いちばん長い32時間でも、余りは9時間です。

ロングのトライアスロン:足ります。13時間の宮古島が3回ぶん。トライアスロンとマルチスポーツのモードがあり、防水は10ATM。数字の上で、足りない物がありません。

100マイル:高精度の設定では足りません。FUJI100mi には4時間30分届きません(45.5 − 41)。省電力 GPS モードなら84時間ですが、何を落とした数字なのかは製品ページに書かれていません。

  • 向く人:HYROX とランの両方に出る人。トライアスロンや100kmまでのトレイルを、1本で測りたい人。明るい画面がほしい人。
  • 向かない人:ロードのレースだけで、軽さを最優先にする人。100マイルを高精度の設定で通したい人。
  • 買わなくていい人:Balance 2 を持っていて、33時間で足りている人。HYROX は年に1〜2回で、練習用の2つのモードを使わない人。

値段と買い方

機種公式の値段楽天の値段の幅
Balance 3(ステンレス)63,800円56,710〜75,800円
Balance 3(チタンブラック)75,800円上の幅に含む
Balance 2(前の機種)43,890円43,890円
公式の値段は、Zepp Health の発表と、2026年10月13日の日本公式の製品ページの通常の値段(税込)。調べた日は、Balance 3 も Balance 2 も、製品ページに割引の値段が出ていました。楽天の幅は、調べた日の店の表示です。

発表にある売り場は、Amazfit の公式の販売サイト、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの公式の販売ページ、家電量販店と時計の専門店です。
公式の販売サイトで買うと、1年の保証に1年の延長が付くと製品ページにあります。

前の機種を選ぶ物差しは3つです。GPS の8時間、HYROX の練習用のモード2つ、画面の1,000ニト。この3つに表の差額を払わないなら、19g軽い Balance 2 のほうが、走る時計としては筋が通ります。

楽天で買うときは、商品名の「Balance 3」「Balance 2」「Balance(数字なし)」を見分けます。3世代が同じ検索に並びます。

Amazfit Balance 3 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

Amazfit Balance 3

楽天市場で見る

よくある質問

Balance 2 から買い替える意味はありますか

33時間を超えるレースに出るなら、あります。Balance 2 の33時間は、信越五岳の100mile(33時間)でちょうどになり、余りがありません。
Balance 3 なら8時間残ります。そこまでの長さに出ない人は、電池では困りません。

ランニング専用の時計と比べて、重さはどのくらい違いますか

Balance 3 のステンレスは、ストラップを抜いて62g。COROS PACE 4 はシリコンバンド込みで40g、Garmin Forerunner 170 は41gです(Forerunner 170 の記事)。
ストラップを足す前の時点で、20g以上重くなります。軽さで選ぶなら、55gのチタンブラックの型でも届きません。

トライアスロンで使えますか

製品ページのスポーツのモードの一覧に、トライアスロンとマルチスポーツがあります。防水は10ATMで、オープンウォータースイミングのモードもあります。
電池は、制限時間13時間のロングの大会の3倍あります。距離の区分ごとの道具は、トライアスロンの距離の記事にまとめました。

この記事に出てきた道具

広告・画像:楽天市場

出典

あわせて読む