Apple Watch Ultra 4 レビュー電池は18・25・45時間の3つを読む

公開 2026年10月13日更新 2026年10月13日シューズ・道具公式の出典 6本広告を含みます

背景の写真:James Lee(Unsplash)

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Apple Watch Ultra 4 は、2026年9月18日に発売された Apple のいちばん大きい時計です。日本公式の表示は142,800円から、チタニウムのケースが63.0g、耐水は100m。屋外ワークアウトの電池は、設定によって最大18時間・25時間・45時間の3つに分かれます。iPhone を使っていて、走る日もそうでない日も1本で通したい人の時計です。

シューズオタクの本命

Ultra 4 は、出るレースの制限時間を「18」で割ってから買う。割って1より小さければ、設定を何も落とさずにゴールまで測れる。フルマラソンとロングのトライアスロンはここに入る。
1を超えるのは100kmのトレイルで、そこから先は、記録の中身を減らす設定と引きかえになる。だから私は、ロードとトライアスロンの人にだけ、この時計をすすめる。

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この記事の要点

  • 前の Ultra 3 から、ふだんの電池は42時間→50時間(+8時間)、15分の充電で使える時間は12時間→18時間。ケースは1.4g重くなった
  • Series 12 との差は71,000円。屋外ワークアウトの時間は10時間と18時間で、8時間のびる
  • 「長時間のワークアウト(最大)」の45時間は、アラートとスプリットを切った数字。FUJI100mi の45時間30分には30分届かない

同じ時計に、電池の数字が3つある

Apple Watch Ultra 4 の電池を調べると、屋外ワークアウトの時間が3つ出てきます。18時間、25時間、45時間。どれも Apple の公式の数字です。

当サイトでも、ランニングウォッチ12機種の記事は18時間で、秋の新作の記事は25時間で計算しています。食い違いではなく、設定が違います。18時間はふつうの設定、25時間は「長時間のワークアウト」という設定の数字です。

この記事は Ultra 4 の1本だけを、3つの数字を分けたまま読みます。どの数字が自分のレースに当てはまるかで、この時計が足りるかどうかが決まるからです。

公式の数字

項目Apple Watch Ultra 4
発売日2026年9月18日(発表は9月9日)
公式の値段142,800円から
重さ63.0g(ナチュラル)/63.1g(ブラック)
ケースの大きさ縦49mm × 横44mm × 厚さ12mm
画面の種類常時表示の有機 EL(LTPO3 OLED)・サファイアの風防
画面の大きさ表示領域 1,245mm²・422 × 514ピクセル
画面の明るさ最大3,000ニト
GPS を使ったときの電池最大18時間/25時間/45時間(設定で変わる)
ふだんの電池最大50時間(低電力モードで最大84時間)
防水100mの耐水・水深40mまでのダイビング・防塵 IP6X
地図あり(iPhone で落としたオフラインマップを時計に同期)
GPS2周波(GPS・Galileo・QZSS・BeiDou)
保存容量64GB
Apple 日本公式の仕様ページと、2026年9月9日の発表から。値段は2026年10月13日の公式の表示(税込)。重さはケースだけで、バンドは入っていません。画面のインチの数字は、公式に書かれていません。電池は、2026年7〜8月に試作機で行った Apple の試験の数字です。

値段をケースの重さで割ると、1gあたり約2,267円になります(142,800 ÷ 63.0)。ランニング専用の機種と並べるときは、この重さがバンド抜きの数字だという点を先に押さえます。

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Apple Watch Ultra 4

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3つの電池の数字は、何を切った数字か

ここが、Ultra 4 のスペック表でいちばん読み落としやすい所です。時間が長い設定ほど、時計がやることを減らしています。仕様ページの注を、表にまとめました。

設定時間使えなくなる物1時間あたり
ふつうの屋外ワークアウト最大18時間なし7,933円
長時間のワークアウト最大25時間ランニングフォームの指標(低電力モードが自動でオン)5,712円
長時間のワークアウト(最大)最大45時間アラートとスプリット、一部の指標3,173円
時間と条件は、Apple 日本公式の仕様ページの注から。試験は屋外のランニングで、心拍のセンサーはオン、iPhone はつないでいない状態です。「1時間あたり」は、公式の値段 ÷ 時間(142,800 ÷ 18 = 7,933円、÷ 25 = 5,712円、÷ 45 = 3,173円)。

18時間から45時間へ、時間は2.5倍になります(45 ÷ 18)。そのかわり、いちばん長い設定では、1kmごとの区切り(スプリット)と、ペースを知らせるアラートが止まります。
発表では、この設定でも GPS は毎秒測る、と書かれています。

つまり、45時間は「道のりは残るが、走りながら見られる情報は減る」数字です。ほかの会社のカタログにある「電池を延ばす設定」と同じ並びに置いて読みます。

前の世代から変わった所

前の世代は、2025年の Apple Watch Ultra 3 です。Apple サポートの技術仕様のページと、Ultra 4 の仕様ページを並べました。

項目Ultra 3Ultra 4差
ケースの重さ(ナチュラル)61.6g63.0g+1.4g
ふだんの電池最大42時間最大50時間+8時間
低電力モード最大72時間最大84時間+12時間
15分の充電で使える時間最大12時間最大18時間+6時間
長時間のワークアウト20時間(計算)最大25時間+5時間
チップS10S111世代
ケース・画面49 × 44 × 12mm・1,245mm²・3,000ニト同じ変わらず
Ultra 3 は Apple サポートの技術仕様から、Ultra 4 は仕様ページから。「長時間のワークアウト」の Ultra 3 の数字は、発表の「前の世代より25%長い」から私が戻したものです(25 ÷ 1.25 = 20)。Ultra 3 のふつうの屋外ワークアウトの時間は、サポートのページに書かれておらず未確認です。

ふだんの電池は、8時間のびました。割合で約19%です(8 ÷ 42)。低電力モードは約17%(12 ÷ 72)。ケースの大きさも、画面の広さも明るさも、数字は1つも動いていません。

同じ大きさの箱で、電池だけがのびた。重さの増えは1.4gで、約2%です(1.4 ÷ 61.6)。この世代替えは、形を変えずに中身を詰めた回だと読めます。

もう1つ大きいのが充電です。15分でためられる時間が、12時間から18時間になりました。1.5倍です(18 ÷ 12)。18時間は、ふつうの屋外ワークアウトの上限と同じ数字です。

発表にはこのほか、心拍を5秒ごとに測る新しいセンサーと、体の準備の具合を0〜10の点で出す「準備度」が書かれています。数字の当たり外れは、公式のスペック表からは比べられないので、ここでは扱いません。

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Apple Watch Ultra 3(前の世代)

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兄弟機種との違い

いま Apple の購入ページに並んでいるのは、Ultra 4、Series 12、SE 3 の3つです。

Ultra 4Series 12SE 3
公式の値段142,800円から71,800円から41,800円から
ケース49mm46mm/42mm44mm/40mm
重さ63.0g39.5g(46mm・アルミ・GPS)未確認
屋外ワークアウト最大18時間最大10時間未確認
ふだんの電池最大50時間最大24時間最大18時間
明るさ3,000ニト2,000ニト1,000ニト
耐水100m50m50m
GPS2周波L1 の高精度 GPS未確認
Apple 日本公式の購入ページの比較と、Series 12 の仕様ページから(2026年10月13日)。重さはケースだけ。SE 3 の重さ・屋外ワークアウトの時間・GPS は、開いたページから読めていません。

Series 12 との違い:差は71,000円です(142,800 − 71,800)。屋外ワークアウトは8時間のびます(18 − 10)。
のびた1時間あたり、8,875円を払う計算です(71,000 ÷ 8)。ケースは23.5g重くなります(63.0 − 39.5)。

10時間あれば、6時間のフルマラソンは1回と3分の2ぶん入ります(10 ÷ 6 = 1.67)。ロードのレースだけなら、Series 12 で電池は足ります。

  • フルマラソンまで。軽いほうがいい → Series 12
  • ロングのトライアスロン、海で泳ぐ、2周波の GPS がほしい → Ultra 4
  • 走った距離と時間が分かればいい → SE 3(屋外ワークアウトの時間は、買う前に公式で読む)

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Apple Watch Series 12

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ほめる所

電池の逃げ道が、2段ある。18時間で足りなければ25時間、それでも足りなければ45時間。切る物が段ごとに決まっているので、レースの前に「どこまで捨てるか」を自分で選べます。

15分の充電が、ワークアウト1回ぶんに届く。15分で最大18時間。前の世代の1.5倍です。0%から80%までは約45分と書かれています。充電を忘れた朝の取り返しが、この世代で速くなりました。

泳ぐ・こぐ・走るを、1本で通せる。製品ページには、スイム・バイク・ランを自動で切り替えて、区間ごとに記録するマルチスポーツの説明があります。
耐水は100m。トライアスロンに出る人にとって、ここは Series 12 との値段の差に理由が付く所です。

画面の明るさが、表の中でいちばん上。最大3,000ニトは、Series 12 の1.5倍、SE 3 の3倍です。日なたの路面の上で数字を読む時計なので、この差は飾りではありません。

地図と道案内がそろっている。iPhone で作った経路を時計に送り、曲がり角ごとの案内を受けられます。オフラインマップは iPhone で落として同期します。電波が無くても、通った道を戻るバックトレースが使えます。

気をつける所

18時間は、ランニング専用機の中では短い側。当サイトの12機種の表では、いちばん下の並びです。電池1時間あたりの値段は7,933円で、表の中でいちばん高くなります。電池を買う時計ではありません。

63.0gは、バンド抜きの数字。専用機の多くは、バンド込みで40〜50g台です。腕に載る重さは、表の数字より開きます。フルマラソンを2時間半で走る私の感覚では、ロードのレースで時計に求めるのは軽さが先で、ここは Ultra 4 が勝てない所です。

長い設定は、走りながらの情報を減らす。45時間の設定では、スプリットとアラートが止まります。区間ごとのペースを見ながら進みたい人には、数字どおりの45時間にはなりません。

iPhone が要る。公式は、iOS 27 以降を入れた iPhone 11 以降が必要だと書いています。Android の人は、最初から候補に入りません。

発表の機能に、日本でまだ使えない物がある。高血圧パターンの通知は、日本では初めの段階では使えないと書かれています。Siri AI の日本語は10月に追加の予定、という書き方です。

向く人・向かない人

レースの制限時間を、電池の時間で割ります。1より小さければ足ります。制限時間は、当サイトの大会カレンダーと必携品の記事で、公式の要項から読んだ数字です。

表は横に動かせます →

レース制限時間18時間25時間45時間
フルマラソン6時間足りる足りる足りる
ロングのトライアスロン(宮古島)13時間足りる足りる足りる
伊豆トレイルジャーニー 70k14時間足りる足りる足りる
OSJ KAMI100 の 100K25時間足りないちょうど足りる
Tokyo100(101km)30時間足りない足りない足りる
FUJI100mi45時間30分足りない足りない30分足りない
「足りる」は、電池の時間が制限時間以上のとき。フルマラソンは 6 ÷ 18 = 0.33、宮古島は 13 ÷ 18 = 0.72、KAMI100 は 25 ÷ 18 = 1.39。Apple の試験は屋外のランニングなので、トライアスロンの行は目安です。

フルマラソン:足ります。6時間のレースが、ふつうの設定で3回ぶん入ります(18 ÷ 6)。設定を落とす理由がありません。

ロングのトライアスロン:足ります。制限時間13時間の宮古島で、5時間の余りが残ります(18 − 13)。スイム3km・バイク123km・ラン42.195kmを、ふつうの設定のまま通せる計算です。距離の区分はトライアスロンの距離の記事にまとめています。

100kmのトレイル:ふつうの設定では足りません。25時間の大会で、7時間ぶん届きません(25 − 18)。25時間の設定なら数字はちょうどですが、余りがゼロです。
現実には45時間の設定まで落とすことになり、スプリットとアラートを手放します。

  • 向く人:iPhone を使っていて、フルマラソンとトライアスロンに出る人。走る日以外も同じ時計で過ごす人。
  • 向かない人:100km以上のトレイルが主戦場の人。軽さを最優先にする人。
  • 買わなくていい人:ロードのレースだけで、Series 12 の10時間に不満がない人。Ultra 3 を持っていて、8時間ぶんの電池に買い替えの額を払う気がない人。

値段と買い方

機種公式の値段楽天の値段の幅
Apple Watch Ultra 4142,800円から139,800円
Apple Watch Ultra 3(前の世代)未確認131,890〜169,200円
Apple Watch Series 1271,800円から71,728〜159,800円
公式の値段は、2026年10月13日の Apple 日本公式の購入ページの表示(税込)。Ultra 3 は購入ページに並んでおらず、公式の値段を読めていません。楽天の幅は、調べた日の店の表示です。

公式の値段は「から」の付いた表示です。購入ページには、トレイルループ、アルパインループ、オーシャンバンド、ミラネーゼループが並びます。バンドごとの額は、開いたページの文字からは読み取れていません。

前の世代を選ぶときの物差しは、表にした5つの差です。ふだんの電池8時間、低電力モード12時間、15分の充電で6時間、長時間のワークアウトで5時間、重さ1.4g。ケースと画面は同じなので、見た目で損をすることはありません。

楽天で買うときは、商品名の「Ultra 4」「Ultra 3」「Ultra 2」の数字を見ます。3世代が同時に並んでいます。

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Apple Watch Ultra 4

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よくある質問

フルマラソンは、どの設定で測ればいいですか

ふつうの設定で足ります。最大18時間は、制限時間6時間の3倍です。「長時間のワークアウト」にすると、ランニングフォームの指標が使えなくなります。フルマラソンでこの設定に落とす理由は、電池の計算からは出てきません。

100マイルのレースは測れますか

いちばん長い設定の最大45時間でも、FUJI100mi の制限時間45時間30分には30分届きません(45.5 − 45)。信越五岳の100mile(33時間)なら、45時間の設定で12時間の余りが残ります。
どちらの場合も、スプリットとアラートは止まります。100マイルを設定を落とさずに測りたい人には、12機種の記事の65時間・80時間の機種が合います。

Android のスマートフォンで使えますか

使えません。公式は、iOS 27 以降を入れた iPhone 11 以降(または第2世代以降の iPhone SE)が必要だと書いています。
Android の人が同じ時期の新作から選ぶなら、SUUNTO Run 2 のような専用機になります。

この記事に出てきた道具

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出典

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