エンドルフィン エリート 3 レビュー204g・39.5mm・46,200円、プロ 5 との差は2g

公開 2026年10月13日更新 2026年10月13日シューズ・道具公式の出典 7本広告を含みます

背景の写真:Felix yu(Unsplash)

ホーム › シューズ・道具 › エンドルフィン エリート 3 レビュー

エンドルフィン エリート 3 は、サッカニーのいちばん上のレース用です。2026年7月24日発売、46,200円、27cmで204g、底は39.5/31.5mm、ドロップ8mm。カーボンの板が入ります。記録をねらうフルマラソンの日のための、男女共通サイズの1足です。

シューズオタクの本命

エリート 3 は、軽さではなくフォームに46,200円を払う靴。兄弟のプロ 5 と底の厚さは同じで、重さは2gしか違わない。違うのは中身で、エリートだけが incrediRUN を2層で積み、中敷きまで同じフォームにしている。
前作の評判だった跳ね返りを残したまま、土踏まずとかかとにフォームを足して落ち着かせた。板入りを何足も履いてきて、最後の1足にこだわる人だけが買えばいい。

この本命の理由を飛ばして、道具を先に見る ↓

この記事の要点

  • 日本公式の重さは27cmで204g、24.5cmで184g。サイズ2.5cmで20gの差
  • 前作エリート 2 の日本での値段は42,900円。3,300円(約7.7%)上がった
  • 本国の説明では、フォームは前作より6%多い。足した場所は土踏まずとかかと

公式の数字|204g・39.5/31.5mm・ドロップ8mm・46,200円

46,200円のレース用と、37,400円のレース用。同じメーカーの2足を並べたら、底の厚さは0.1mmも違わず、重さの差は2gでした。では、8,800円は何の値段なのか。エリート 3 は、そこを読む靴です。

日本でサッカニーを扱う丸紅コンシューマーリンクが、2026年7月23日に発表文を出しています。その発表文と、日本公式の商品ページの数字を並べます。

項目エンドルフィン エリート 3
発売日2026年7月24日(金)
値段(税込)46,200円
重さ204g(27cm)/184g(24.5cm)
底の厚さかかと39.5mm/前31.5mm
ドロップ8mm
足幅記載なし
サイズ男女共通 22.5〜31.0cm・32.0cm
板あり(溝を入れたカーボンファイバーの板)
フォームincrediRUN の2層。中敷きも incrediRUN
底のゴムPWRTRAC
色3色
発売日・値段・サイズ・色は発表文、重さ・厚さ・ドロップは2026年10月13日の日本公式の商品ページの表示です(重さは片足)。商品ページは底を「フル40mmスタック」とも書いていて、仕様の欄の39.5mmと0.5mm違います。売る場所は直営店と公式オンラインストアで、一部の店では先行販売があった、と発表文にあります。

合言葉は「MAKE FAST FASTER」。発表文は対象を、速さを追うランナー、自己ベストをねらうランナーと書いています。商品ページの用途の欄は「Race Day」の1つだけです。

サッカニー エンドルフィン エリート 3 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

サッカニー エンドルフィン エリート 3

楽天市場で見る

前の世代から変わった所|跳ねる靴を、落ち着かせた

本国の発表文で、サッカニーの製品責任者はこう説明しています。エリート 2 の性能は残したまま、中足部(土踏まずのあたり)の安定を足した、と。ランナーからの声をもとに、底の形を作り直した世代です。

本国の公式の解説ページは、もう少し細かく書いています。

  • フォーム:incrediRUN が前作より6%多い。足した場所は、土踏まずとかかと
  • 中敷き:incrediRUN の中敷きを新しく入れた
  • 板:溝の入ったカーボンの板は同じ考え方のまま、新しい設計で硬さを足した
  • 甲:軽く、靴下のように包む作りを引き継いだ

解説ページは、エリート 2 の板を「はじけるような反発」、エリート 3 の板を「なめらかで、くり返せる推進」と書き分けています。1歩の派手さより、42km同じ動きを続けられることを取った。私はそう読みます。

エリート 2(2025年)エリート 3(2026年)
日本の発売2025年2月27日(先行販売)2026年7月24日
値段(税込)42,900円46,200円
フォームincrediRUNincrediRUN の2層(6%増)
板溝入りカーボン溝入りカーボン(新設計)
サイズ22.5〜30cm22.5〜31.0cm・32.0cm
色1色3色
重さ・厚さ未確認204g・39.5/31.5mm
どちらも日本向けの発表文の数字。エリート 2 の発表文には重さと厚さが無く、未確認です。値段の差は 46,200 − 42,900 = 3,300円で、3,300 ÷ 42,900 = 約7.7%の値上げ。

値段は3,300円上がりました。フォームが6%増えて、値段は約7.7%増えた計算です。安くはなっていません。

買う側にとって地味に大きいのは、サイズです。エリート 2 は30cmまで。エリート 3 は31.0cmまで0.5cm刻みで続き、32.0cmもあります。
色も1色から3色に増えました。足の大きい人が、やっと選べる靴になっています。

兄弟モデルとの違い|プロ 5・スピード 5

表は横に動かせます →

モデル重さ底(かかと/前)公式の値段1gあたり
エリート 3204g(27cm)39.5/31.5mm46,200円約226円
プロ 5206g39.5/31.5mm37,400円約182円
スピード 5237g36/28mm29,700円約125円
2026年10月13日の日本公式の商品ページの数字(重さは片足)。プロ 5 とスピード 5 のページは、重さのサイズ条件を書いていません。1gあたりは 値段 ÷ 重さ(46,200 ÷ 204 = 226.5円、37,400 ÷ 206 = 181.6円、29,700 ÷ 237 = 125.3円)。

エリート 3 とプロ 5 は、厚さもドロップも同じ数字です。重さの差は2g(206 − 204)。値段の差は8,800円(46,200 − 37,400)。

違うのは、底の中身です。

  • エリート 3:incrediRUN の2層。商品ページは「業界をリードするエネルギーリターン」と書く、サッカニーでいちばん上のフォーム
  • プロ 5:PWRRUN PB と PWRRUN HG の2種類を合わせた底。板は同じく溝入りのカーボン
  • スピード 5:PWRRUN PB に、ナイロンの板。サッカニーが練習向けと説明する板です

つまり、8,800円は軽さの値段ではなく、フォームの値段です。フルマラソンをサブ2.5で走る私は、レース用の靴を重さの数字では選びません。2gは、1円玉2枚ぶんです。
見るのは、30kmを過ぎて脚が動かなくなってきたときに、底がどう振る舞う設計か。エリート 3 が土踏まずとかかとにフォームを足したのは、まさにその場面の話です。

言い切ります。

  • 記録をねらうフルマラソンの日だけに使う。値段は問わない → エリート 3
  • レース用が欲しいが、4万円台には手が出ない → プロ 5。厚さは同じです
  • 練習でも使う。板入りは初めて → エリートにしないほうがいい。スピード 5 です
  • 板なしで速い日の靴が欲しい → エンドルフィン アズーラ

サッカニー エンドルフィン プロ 5 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

サッカニー エンドルフィン プロ 5

楽天市場で見る

ほめる所

中敷きまで同じフォームにした徹底ぶりが、まず良い。兄弟のプロ 5 の中敷きは、底とは別の素材(発泡させた樹脂)です。エリート 3 だけが、足の裏から地面まで、あいだに挟まる層を incrediRUN でそろえました。

次に、直し方の筋が通っていること。前作の売りだった跳ね返りを消さず、足したのは土踏まずとかかとのフォームだけ。ランナーの声を聞いて形を変えた、と発表文に書き、どこをどれだけ変えたかを6%という数字で出している。
レース用の靴の世代交代で、ここまで具体的に書くメーカーは多くありません。

重さを2つのサイズで書いている点も、ほめたい。27cmで204g、24.5cmで184g。2.5cmの差で20gなので、0.5cmあたり約4gです(20 ÷ 5)。
自分のサイズの重さを、だいたい見積もれます。兄弟のプロ 5 やスピード 5 のページには、このサイズ条件がありません。

男女共通で22.5cmから32.0cmまで。レース用の最上位で、ここまで幅の広いサイズ表は立派です。

気をつける所

値段です。当サイトの用途別10足の記事に並べたレース用3足の公式の値段は、28,600〜29,700円でした。エリート 3 は、そのいちばん高い靴より16,500円高い(46,200 − 29,700)。
1.5倍を超えます(46,200 ÷ 29,700 = 1.56)。

軽さでは、いちばんではありません。同じ記事で読んだ PUMA のディヴィエイト ニトロ エリート 4 は、27cmで約170g。エリート 3 は同じ27cmで34g重い(204 − 170)。
軽さを買う靴ではない、というのは兄弟との比較でも他社との比較でも同じです。

耐久距離の目安が、発表文にも商品ページにもありません。何km使えるかを数字で知ってから買いたい人には、判断の材料が足りない靴です。

前作の重さと厚さが未確認なので、「前作より何g軽い」とは書けません。本国の解説は「より軽く」と書いていますが、数字は出していません。

足幅の展開は記載なし。男女共通の1つの型です。

向く人・向かない人

  • 向く人:フルマラソンで自己ベストをねらう。板入りのレース用を何足か履いてきた
  • 向く人:エリート 2 の跳ね返りは好きだったが、後半の落ち着きが欲しかった
  • 向く人:足が大きく、レース用の最上位でサイズが無かった(31.0cm・32.0cm)
  • 向かない人:板入りの靴が初めて。練習でも毎日使いたい
  • 向かない人:軽さの数字で選びたい。耐久距離の目安が欲しい
  • 買わなくていい人:プロ 5 で満足している人。厚さもドロップも同じで、重さは2g差です

値段と買い方

モデル公式の値段楽天の値段の幅
エンドルフィン エリート 346,200円46,200〜92,640円
エンドルフィン プロ 537,400円26,180〜43,600円
エンドルフィン スピード 529,700円17,820〜47,430円
公式の値段は2026年10月13日の日本公式の表示(税込)。楽天の値段は、調べた日の店の幅で、色・世代の違う品を含むことがあります。エリート 2(前の世代)のいまの値段は未確認です。

発表文では、売る場所は原宿の直営店と公式オンラインストア、それに一部の取扱店です。どの店にもある靴ではありません。店で見つからなければ、公式ストアが確実です。

買うときは、商品名の数字を見ます。「エリート」の名前で、前の世代の2が残っていることがあります。色の名前に「SPACE COWBOY」と付く物は、同じ値段の限定の色です。

サッカニー エンドルフィン エリート 3 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

サッカニー エンドルフィン エリート 3

楽天市場で見る

サッカニー エンドルフィン スピード 5 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

サッカニー エンドルフィン スピード 5

楽天市場で見る

よくある質問

サイズ感は? ウィメンズはありますか

男女共通(ユニセックス)の1つの型で、発表文のサイズは22.5cmから31.0cmまで0.5cm刻み、それに32.0cmです。ウィメンズ専用の型と、足幅の展開は記載がありません。
重さは27cmで204g、24.5cmで184g。自分のサイズは、0.5cmあたり約4gで見積もれます。

プロ 5 とどちらを買えばいいですか

底の厚さ(39.5/31.5mm)とドロップ(8mm)は同じで、重さの差は2gです。違うのはフォームで、エリート 3 は incrediRUN の2層、プロ 5 は PWRRUN PB と PWRRUN HG。
フォームの差に値段の差を払えるならエリート 3、そうでなければプロ 5 で足ります。

エリート 2 から買い替える意味はありますか

メーカーの説明では、変えたのは土踏まずとかかとのフォーム(全体で6%増)、新しい中敷き、硬さを足した板の3つです。前作の反発は残した、と書かれています。
前作で後半に足もとが落ち着かなかった人には、理由のある買い替えです。そこに不満が無ければ、いまの1足を使い切ってからで足ります。

この記事に出てきた道具

広告・画像:楽天市場

出典

あわせて読む