エンドルフィン アズーラ レビュー板なしで底40mm、240g・23,100円の新しい靴

公開 2026年10月13日更新 2026年10月13日シューズ・道具公式の出典 8本広告を含みます

背景の写真:Felix yu(Unsplash)

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エンドルフィン アズーラは、2026年にサッカニーが新しく出した、板の入らない毎日用の靴です。日本公式の値段は23,100円、重さ240g、底は40/32mm、ドロップ8mm。ジョグの日も速い日も1足で回したい人に向きます。

シューズオタクの本命

アズーラは、板を抜いて、そのぶんフォームを足した靴。板入りの兄弟スピード 5 と比べると、かかとは4mm厚く、値段は6,600円安い。重さは3gしか増えていない。
板のお金がフォームの厚さに回った計算になる。毎日の練習に板は要らない、でも弾むフォームは欲しい。そう考えてきた私には、ど真ん中の設計だ。

この本命の理由を飛ばして、道具を先に見る ↓

この記事の要点

  • 底は40/32mm。同じフォームを使う毎日用のライド 19 より4mm厚く、15g軽い
  • 厚さ1mmあたりの値段は約578円。板入りのスピード 5 は約825円
  • メンズ240g・ウィメンズ212g。どちらもサイズの条件は書かれていない

公式の数字|240g・40/32mm・ドロップ8mm・23,100円

「エンドルフィン」は、サッカニーの板入りの靴の名前でした。スピードにはナイロンの板、プロとエリートにはカーボンの板。その名前で、板の入っていない靴が出ました。アズーラです。

日本でサッカニーを扱う丸紅コンシューマーリンクが、2026年2月19日に発表文を出しています。その発表文と、日本公式の商品ページの数字を並べます。

項目エンドルフィン アズーラ
発売2026年(2月19日の発表文で「発売中」。日付は未確認)
値段(税込)23,100円
重さ(メンズ)240g(サイズの記載なし)
重さ(ウィメンズ)212g(サイズの記載なし)
底の厚さかかと40mm/前32mm
ドロップ8mm
足幅記載なし
サイズメンズ 25cm〜/ウィメンズ 21.5〜28.5cm
板なし
フォームPWRRUN PB(かかとからつま先まで)
底のゴムXT-900(カーボンラバー)
色メンズ6色・ウィメンズ4色
値段・重さ・厚さ・サイズ・色は、2026年10月13日の日本公式の商品ページの表示です(重さは片足)。かかと40mmと「板なし」は発表文にも書かれています。発売の日付は発表文に無く、本国の2026年6月1日の発表文が「2026年に加わった Endorphin」としてアズーラを挙げています。メンズのサイズの上限は、発表文(色により30cmか31cm)と商品ページの選択肢で違うので、下限だけ書きました。

名前は、サッカニーが昔出していたレース用の靴「Azura」から取った、と発表文にあります。分類は、新しく作った「Fast & Light」。商品ページの用途の欄は「EVERYDAY TRAINING」です。

サッカニー エンドルフィン アズーラ の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

サッカニー エンドルフィン アズーラ

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前の世代から変わった所|初代なので、板入りのスピード 5 と比べる

アズーラは2026年に出た初代で、前の世代がありません。そこで、いちばん近い兄弟のスピード 5 と並べます。同じ PWRRUN PB というフォームを使い、違いは板のあるなしです。

PWRRUN PB は、商品ページの説明では「ビーズ入りのスーパーフォーム」。小さな粒をふくらませて固めたフォームで、サッカニーはレース用のプロ 5 の底にもこの名前のフォームを使っています。

スピード 5アズーラ差
板ナイロンなし—
かかとの厚さ36mm40mm+4mm
前の厚さ28mm32mm+4mm
ドロップ8mm8mm0
重さ(メンズ)237g240g+3g
値段29,700円23,100円−6,600円
厚さ1mmあたりの値段825円約578円約−30%
どちらも日本公式の商品ページのメンズの数字(重さのサイズ条件は記載なし)。厚さ1mmあたりは 値段 ÷ かかとの厚さ(29,700 ÷ 36 = 825円、23,100 ÷ 40 = 577.5円、577.5 ÷ 825 = 0.70)。

板を抜いたのに、重さは3g増えています(240 − 237)。理由は表の中にあります。かかとも前も、フォームが4mmずつ厚い(40 − 36、32 − 28)。
板のぶん軽くなったところへ、フォームを4mm足した。差し引きで、ほぼ同じ重さに着地しています。

値段は6,600円下がりました。厚さ1mmあたりの値段にすると、スピード 5 の825円に対して、アズーラは約578円。同じ名前のフォームの厚さを、3割安く買える計算です。

板が無い靴は、何で前に進むのか

発表文の答えは2つです。フォームそのものの弾力と、SPEEDROLL と呼ぶ底の形。

SPEEDROLL は、つま先側を反り上げた形(ロッカー)のことです。発表文は、足の自然な動きを生かして前へ転がる、と説明しています。板で底を硬くして転がすのではなく、底の形そのもので転がす。板入りの靴と同じねらいを、部品を1つ減らして作っています。

月に500km走る私の考えでは、板はレースと決めた日の道具です。だから毎日用の靴のスペック表で先に見るのは、板の素材ではなく、板なしでどこまでフォームを積んでいるか。
40mmは、同じサッカニーのレース用エリート 3(39.5mm)と並ぶ数字です。

兄弟モデルとの違い|スピード 5・ライド 19・キンバラ 16

表は横に動かせます →

モデル重さ底(かかと/前)公式の値段こういう人はこちら
アズーラ240g40/32mm23,100円板なしで、ジョグも速い日も1足で
スピード 5237g36/28mm29,700円板入りで練習し、レースにも使う
ライド 19255g36/28mm20,900円ゆっくりの日が中心。値段を抑える
キンバラ 16206g28/24mm19,800円薄くて軽い靴が好き。ドロップは4mm
2026年10月13日の日本公式の商品ページのメンズの数字。重さは片足で、どのページもサイズの条件を書いていません。板があるのはスピード 5 だけです。

見落としやすいのが、ライド 19 との関係です。ライドのフォームも PWRRUN PB。同じ名前のフォームで、アズーラのほうが4mm厚く(40 − 36)、15g軽い(255 − 240)。
値段の差は2,200円です(23,100 − 20,900)。

  • ジョグの日にも、ペースを上げる日にも同じ靴を持ち出す → アズーラ
  • レースでも同じ靴を使いたい。板の感触に慣れておきたい → スピード 5
  • 速い日は作らない。丈夫な定番が欲しい → ライド 19
  • 厚い底が苦手 → アズーラにしないほうがいい。キンバラ 16 は12mm薄く(40 − 28)、34g軽い(240 − 206)
  • ゆっくり長く走る日専用の、もっとやわらかい靴 → トライアンフ 24

サッカニー エンドルフィン スピード 5 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

サッカニー エンドルフィン スピード 5

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ほめる所

まず、割り切り方が気持ちいい。板を抜く。浮いたぶんでフォームを4mm足す。値段は6,600円下げる。やったことが3行で言えて、3つとも数字で確かめられます。

次に、フォームの格です。PWRRUN PB は、37,400円のレース用プロ 5 の底にも使われている名前のフォーム。それを、かかとからつま先まで全面に、40mmの厚さで積んでいます。
上のモデルの素材を、板なしで毎日使える形に下ろしてきた靴です。

底のゴムに XT-900 を使っている点も良い。サッカニーが「プレミアムカーボンラバー」と呼ぶ素材で、トライアンフ 24 と同じ物です。軽さのためにゴムを減らすのではなく、毎日はく靴としての持ちを取っています。

ウィメンズのサイズが広いのも、ほめておきます。日本公式のページでは21.5cmから28.5cmまで。小さい足にも、大きい足にも届く幅です。

そして、兄弟の中での立ち位置がはっきりしていること。ライド 19 より軽くて厚い。スピード 5 より安くて厚い。「どっちつかず」になりやすい場所で、2つの数字でどちらにも勝っています。

気をつける所

他社に、強い相手がいます。当サイトの用途別10足の記事で読んだアディダスのアディゼロ EVO SL は、同じ板なしで224g(27cm)・38.5/32mm・19,800円。
アズーラは16g重く(240 − 224)、3,300円高い(23,100 − 19,800)。かかとは1.5mm厚い(40 − 38.5)。数字だけなら、EVO SL のほうが軽くて安い靴です。

重さのサイズ条件が、書かれていません。240gが何cmの数字か、日本公式のページからも本国のページからも読めない。上の16gの差も、サイズがそろっているとは言えません。

初代なので、比べる前の世代がありません。型落ちを安く買う、という手が使えない靴です。

足幅の展開は、日本公式に記載なし。本国のページでは、幅は標準の1種類だけでした。

日本の発売の日付も未確認です。発表文は2月19日の時点で「発売中」と書くだけで、何月何日からとは書いていません。

向く人・向かない人

  • 向く人:毎日の練習を1足で回したい。ジョグもペース走も同じ靴で
  • 向く人:板入りは要らないが、レース用と同じ系統のフォームは欲しい
  • 向く人:ドロップ8mm前後の靴に慣れている
  • 向かない人:薄い底が好き。地面の近さを取りたい
  • 向かない人:軽さと値段を最優先にする。足幅を選んで買いたい
  • 買わなくていい人:スピード 5 を持っていて、板に不満が無い人。フォームは同じ名前です

値段と買い方

モデル公式の値段楽天の値段の幅
エンドルフィン アズーラ23,100円23,100〜62,860円
エンドルフィン スピード 529,700円17,820〜47,430円
ライド 1920,900円13,999〜63,980円
公式の値段は2026年10月13日の日本公式の表示(税込)。楽天の値段は、調べた日の店の幅で、色・世代の違う品を含むことがあります。アズーラは初代なので、前の世代はありません。

発表文では、売る場所は原宿の直営店、公式オンラインストア、一部の取扱店です。

色の名前に気をつけます。日本公式ストアには、同じ値段で「MARATHON」「SPACE COWBOY」と付く限定の色が並んでいます。発表文には「HI OCTANE」という色違いもありました。どれも中身は同じアズーラで、選ぶのは色だけです。

サッカニー エンドルフィン アズーラ の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

サッカニー エンドルフィン アズーラ

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サッカニー ライド 19 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

サッカニー ライド 19

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よくある質問

サイズ感は? ワイドはありますか

日本公式の商品ページでは、メンズが25cmから、ウィメンズが21.5〜28.5cm。足幅の展開は記載がなく、本国のページでも幅は標準の1種類でした。
メンズとウィメンズでサイズが重なるので(25〜28.5cm)、その間の足の人は、両方の色から選べます。

板なしなのに「エンドルフィン」なのは、なぜですか

発表文の説明では、板の代わりに、フォームの弾力と SPEEDROLL という底の形で進む設計です。フォームは、板入りの兄弟と同じ PWRRUN PB。
サッカニーは、板のない速い靴を「Fast & Light」という新しい分類にして、その1足目としてアズーラを出しました。

レースにも使えますか

商品ページの用途は「EVERYDAY TRAINING」で、毎日の練習用です。サッカニーがレースの日向けと書いているのは、スピード 5、プロ 5、エリート 3の3足。
アズーラでレースに出ることをメーカーが止めているわけではありませんが、レース用として作られた靴は別にあります。

この記事に出てきた道具

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出典

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