ペガサス プラス 2 は、毎日用のペガサス 42 と同じ靴型に、レース用と同じ名前のフォーム ZoomX を入れた、速めの日の靴です。2026年8月下旬発売、日本公式の値段は22,000円、27cmで約249g、ドロップ10mm。42が足に合っていて、もう1足を軽くしたい人に向いています。
シューズオタクの本命
プラス 2 は、軽くした2代目ではなく、空気の部品を足して値段を下げた2代目だ。日本公式の同じサイズ(ウィメンズ25cm)で比べると、初代より10g重く、定価は2,200円安い。
重さを少し戻してでも前足部に Air Zoom を入れたのだから、この靴で選ぶべきは軽さの数字より、その部品だと私は読んでいる。
この記事の要点
- 発表の数字は、初代よりエネルギーリターン18%以上増。前足部の Air Zoom は、サイズごとに空気の圧と作りを変えている
- ペガサス 42 より27cmで38g軽く、4,400円高い。靴型は同じ MR10 2.0
- 足幅はレギュラーだけ。ワイドと防水は42の側にしかない
公式の数字:板なしで、ZoomX と Air Zoom
新しい世代は前より軽い。ランニングシューズでは、ほぼ決まり文句です。ペガサス プラス 2 は、その決まり文句が当てはまらない靴でした。先に、日本公式の商品ページと本社の発表で読めた数字を並べます。
| 項目 | 公式の数字 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年8月下旬(本社の発表は8月20日) |
| 値段 | 22,000円 |
| 重さ(メンズ) | 約249g(27cm) |
| 重さ(ウィメンズ) | 約215g(25cm)・約202g(24cm) |
| 底の厚さ | 未確認 |
| ドロップ | 10mm |
| 足幅 | レギュラーだけ |
| 板 | なし(底は ZoomX と前足部の Air Zoom) |
| サイズ | メンズ24〜30cm、ウィメンズ22〜26.5cm |
| 色の数 | メンズ6色・ウィメンズ4色 |
板は入っていません。本社の発表は、カーボンの板なしで、板入りのレース用に近い感覚をねらった靴と説明しています。そのための部品が、前足部の Air Zoom です。
前の世代から変わった所:10g重く、2,200円安い
調べた日、日本公式には初代ペガサス プラスのウィメンズのページが、値引きの表示で残っていました。同じウィメンズ25cmの重さが両方に載っているので、世代の差を計算できます。
| 初代 プラス | プラス 2 | 差 | |
|---|---|---|---|
| 重さ(ウィメンズ25cm) | 約205g | 約215g | +10g |
| 重さ(24cm) | 約194g | 約202g | +8g |
| 定価 | 24,200円 | 22,000円 | −2,200円 |
| 底 | 全面 ZoomX | ZoomX+前足部に Air Zoom | 部品が1つ増えた |
| 甲の布 | 伸びる Flyknit | メッシュ | — |
| ドロップ | 10mm | 10mm | 0mm |
25cmで10g増えて、割合で約4.9%(10 ÷ 205)。定価は2,200円下がって、約9.1%安くなりました(2,200 ÷ 24,200)。重くなって、安くなった。新しい世代としては珍しい向きです。
増えた10gの中身を、公式は重さの内訳としては書いていません。ただ、初代に無くて2にあるのは、前足部の Air Zoom です。甲の布も、編みの Flyknit からメッシュに替わっています。
この Air Zoom の仕組みが、発表の中でいちばんおもしろい所です。部品の中には細い繊維が張ってあり、発表はこれを、あらかじめ力をためておいたばねのように働いて、踏んだ力をより多く返すと説明しています。空気の袋というより、ばねの入った部品です。
しかも、空気の圧と作りを、サイズごとに変えています。どのサイズの人にも同じ感覚を届けるため、というのが発表の説明です。発表は、初代よりエネルギーリターン(踏んだ力の戻り)が18%以上高いと書き、30人を超えるナイキの選手が試したとも書いています。
兄弟モデルとの違い:42の上、プレミアムの下
ペガサスと名の付くロード用は3つあります。プラス 2 は、値段ではまんなか、重さではいちばん軽い位置です。
| ペガサス 42 | プラス 2 | プレミアム | |
|---|---|---|---|
| 重さ(27cm) | 約287g | 約249g | 約313g |
| 底の材料 | ReactX+Air Zoom | ZoomX+Air Zoom | ZoomX+Air Zoom+ReactX |
| 公式の値段 | 17,600円 | 22,000円 | 29,700円 |
| 1gあたり | 約61円 | 約88円 | 約95円 |
| ワイド・防水 | あり | なし | なし |
| こういう人はこちら | 1足ですませる人 | 速めの日の2足目 | 重さより仕掛けの人 |
42との差は、27cmで38g(287 − 249)、値段で4,400円(22,000 − 17,600)。1g軽くするのに約116円という計算です(4,400 ÷ 38)。
ウィメンズ25cmで比べても、28g軽くなります(243 − 215)。
大事なのは、靴型が同じことです。発表は、42で初めて使った MR10 2.0 を細かく調整してプラス 2 に入れたと書いています。つま先と前足部を広げた型です。
ドロップも同じ10mmなので、42からの乗り換えで変わるのは、底の材料と重さだけになります。
42の側の数字と、41からの変化はペガサス 42 のレビューに書きました。
プレミアムは、プラス 2 より64g重い(313 − 249)。3つの材料を全部重ねた靴で、軽さを求めて選ぶ物ではありません。軽い順に並べると、プラス 2、42、プレミアムです。
ナイキ ペガサス 42
楽天市場で見るほめる所
値段を下げたことを、まずほめます。初代の定価は24,200円でした。部品を1つ足した2代目が22,000円。上のモデルが世代を重ねて安くなるのは、めったに見ない数字です。
2つ目は、42と靴型をそろえたこと。毎日用で足に合った型のまま、フォームだけを ZoomX に替えられます。別のシリーズへ移るときの、サイズの読み直しが要りません。
3つ目は、Air Zoom をサイズごとに作り分けたことです。同じ部品を全部のサイズに入れるほうが、作るのは楽です。24cmの人にも30cmの人にも同じ感覚を届ける、という発表の説明は、手間のかかる側を選んだことを示しています。
気をつける所
軽さだけなら、初代のほうが上です。ウィメンズ25cmで約205g。軽さが目的で、Air Zoom に興味が無い人には、値引きで残っている初代のほうが数字に合います。
足幅はレギュラーだけです。ワイドの版も、防水の GORE-TEX 版も、調べた日の日本公式にはありませんでした。この2つが要る人は、42の側に残ります。
ウィメンズのサイズは26.5cmまでで、42のウィメンズ(27.5cmまで)より上が1cm短い。底の厚さは、42と同じく公式に数字がありません。メンズは、色によって完売の表示が出ていました。
向く人・向かない人
- 向く人:ペガサス 42 が足に合っていて、速めに走る日の靴を足したい人。靴型もドロップも同じです
- 向く人:板の入っていない靴で、ZoomX を使いたい人。ナイキの発表が挙げる使い方は、毎日の距離、長く走る日、ペースを上げる日です
- 向かない人:1足で全部すませたい人。22,000円を1足目に払うより、42のほうが版もそろっています
- 向かない人:足幅の広い人、雨の日用が要る人
- 向かない人:とにかく軽い靴が欲しい人。初代か、板入りのレース用の側です
値段と買い方
| 買う物 | 公式の値段 | 楽天の値段の幅 |
|---|---|---|
| ペガサス プラス 2 | 22,000円 | — |
| ペガサス プラス(初代) | 20,499円(ウィメンズ・定価24,200円) | 18,260〜59,600円 |
| ペガサス 42 | 17,600円 | 17,600〜64,100円 |
初代の値引き後と、プラス 2 の定価の差は1,501円です(22,000 − 20,499)。これだけの差なら、私は新しい靴型と Air Zoom が付くプラス 2 を選びます。
初代を選ぶ理由は、値段ではなく10gの軽さのほうにあります。
楽天で探すときは、商品名の「2」を見ます。初代とプラス 2 は名前が1文字しか違わず、初代のほうが多く並んでいます。型番で言うと、プラス 2 はメンズが IM2541、ウィメンズが IM2543 で始まります。
ナイキ ペガサス プラス(初代)
楽天市場で見るよくある質問
サイズ感は、ペガサス 42 と同じでいいですか
公式の説明では、靴型は42と同じ MR10 2.0 で、つま先と前足部を広げた型です。サイズの展開は、メンズが24〜30cmの0.5cm刻みで42と同じ。
ウィメンズは22〜26.5cmです。足幅を選ぶ欄はありません。公式のサイズ表は、足の長さを測って2つのサイズの間なら大きいほうを選ぶ、と案内しています。
初代のペガサス プラスと、どちらを買いますか
前足部の Air Zoom と広い靴型を取るならプラス 2、10gの軽さと Flyknit の甲を取るなら初代です。調べた日の日本公式に残っていた初代は、ウィメンズの1色だけでした。メンズの初代は、店の在庫で探すことになります。
レースにも使えますか
公式が書く用途は、ロードランニングです。レース用の靴の商品ページにある「レースの距離」の欄は、プラス 2 のページにはありません。ナイキのレース用の並びはナイキのランニングシューズ10足の選び方に、今年の新作の全体はナイキ2026年の新作6足の記事にまとめてあります。