ディヴィエイト ニトロ 4 レビュープーマの練習の主力。ドロップは10mmから8mmへ

公開 2026年10月13日更新 2026年10月13日シューズ・道具公式の出典 12本広告を含みます

背景の写真:Felix yu(Unsplash)

ホーム › シューズ・道具 › ディヴィエイト ニトロ 4 レビュー

プーマ ディヴィエイト ニトロ 4 は、カーボンを混ぜた板が入った、練習からフルマラソンまで向けの1足です。2026年1月23日発売、メンズ27cmで約250g、底は38/30mm、公式の値段は22,000円。前作から変わったのは重さだけではなく、かかとと前足の高低差が10mmから8mmになりました。

シューズオタクの本命

板の入った靴を毎日履くなら、プーマではこの1足。目安800kmで割ると1kmあたり約28円で、レース用のエリート 4(約74円)の4割弱。板のある靴を、練習で惜しまず履ける値段になっている。

この本命の理由を飛ばして、道具を先に見る ↓

この記事の要点

  • 前作ニトロ 3 の公式ページは約262g。今作は約250gで、差は12g
  • PUMA x HYROX 版は39/29mm・高低差10mm。かかとと前足を足すと、どちらも68mm
  • 兄のエリート 4 は板を硬くし、こちらは板をしなやかにした。向きが逆

「約15g軽くなった」の横で、もう1つ数字が動いていた

ディヴィエイト ニトロ 4 の公式ページは、前作から約15g軽くした、と書いています。目が行くのはここです。

ところが、前作ニトロ 3 の公式ページを開いて並べると、別の数字も変わっていました。かかとと前足の高低差(ドロップ)が、10mmから8mmへ。重さより、こちらのほうが靴の性格を変えています。

この記事は、ディヴィエイト ニトロ 4 の1足だけを、プーマの公式ページとプレスリリースの数字で掘り下げます。

公式の数字

項目ディヴィエイト ニトロ 4
発売日2026年1月23日(プーマ ジャパンの発表)
公式の値段22,000円(税込)
重さ約250g(メンズ27cm)/約205g(ウィメンズ24cm)
底の厚さかかと38mm/前足30mm
ドロップ8mm
足幅メンズ 2E相当/ウィメンズ D相当
板あり(カーボン複合素材の PWRPLATE)
底の発泡材NITROFOAM の2層
底のゴムPUMAGRIP
耐久距離の目安800km
サイズの展開未確認
値段は2026年10月13日の日本公式ページの表示です。重さ・厚さ・足幅・目安の距離も同じ日に日本公式で読みました。本社の発表では、1月23日は数量をしぼった先行の発売日で、世界での一般発売は2月26日です。

公式ページの区分は、クッションが「マックス」、足の倒れ込みへの対応は「ニュートラル」。対象は「シリアスランナーからファンランナーまで」、用途は「テンポアップ走からフルマラソンまで」と書かれています。

色は、調べた日のメンズのページに11色。うち4色は値下げの表示で、4色とも在庫なしでした。

PUMA ディヴィエイト ニトロ 4 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ディヴィエイト ニトロ 4

楽天市場で見る

前の世代から変わった所

前作はディヴィエイト ニトロ 3。2024年7月19日の発売で、日本公式サイトに商品ページが残っています。そこから読めた数字を並べます。

ニトロ 3ニトロ 4差
重さ(27cm)約262g約250g−12g
ドロップ10mm8mm−2mm
底の厚さ未確認38/30mm—
目安の距離800km800km0km
発売時の値段19,800円22,000円+2,200円
ニトロ 3 の重さ・ドロップ・目安の距離は日本公式の商品ページ、発売時の値段は2024年6月28日のプレスリリースから。ニトロ 3 の底の厚さは、どちらにも書かれていません。

重さ:公式ページどうしで引くと、12gです(262 − 250)。公式の説明文は「約15g」。ニトロ 3 のワイド版は約265gと書かれていて、こちらと引くと15gになります(265 − 250)。
どちらの数字で読んでも、軽くなった幅は5%前後です(12 ÷ 262 = 4.6%)。

ドロップ:10mmから8mmへ、2mm縮みました。これで、エリート 4、ピュア ニトロ、ヴェロシティ ニトロ 5 と同じ8mmです。プーマの2026年の靴を履き分けても、かかとと前足の高さの関係が変わりません。

発泡材:ニトロ 3 は、NITROFOAM と、レース用と同じ NITROFOAM ELITE の2種類を組み合わせていました。ニトロ 4 の公式ページに ELITE の名前は無く、「NITROFOAM の2層構造」と書かれています。
窒素を入れた発泡材を2層に重ねて、反発を高めた、という説明です。

板:ここがおもしろい所です。プレスリリースは、ニトロ 4 の板を「柔軟性を高めながらも安定性を確保する形状」に作り直したと書いています。同じ日に発表された兄のエリート 4 は、板の剛性を「従来よりも高め」ています。
兄は硬く、こちらはしなやかに。同じ世代で、板の向きを逆に振っています。

値段:発売時どうしで2,200円上がりました。目安の距離はどちらも800kmなので、1kmあたりは約24.8円から27.5円へ(19,800 ÷ 800、22,000 ÷ 800)。1kmで約2.8円の値上げです。

兄弟モデルとの違い

ディヴィエイトの名前が付く靴は、通常版のほかに3足あります。HYROX の名前が付いた版、板を抜いたピュア ニトロ、レース用のエリート 4 です。

表は横に動かせます →

モデル重さ底の厚さ(ドロップ)板目安
ディヴィエイト ニトロ 4約250g38/30mm(8mm)カーボン複合800km
PUMA x HYROX ディヴィエイト ニトロ 4約250g39/29mm(10mm)カーボン複合800km
ディヴィエイト ピュア ニトロ約220g38/30mm(8mm)なし800km
ディヴィエイト ニトロ エリート 4約170g40/32mm(8mm)カーボン400km
どれも日本公式のメンズのページで、2026年10月13日に読んだ数字です。重さは27cm。HYROX 版の板は、特徴の欄の表記です。

PUMA x HYROX 版:重さは同じ、底の表記が違う

プレスリリースは、HYROX 版を「DEVIATE NITRO 4 をベースとしたモデル」と説明しています。重さは同じ約250g、目安も同じ800kmです。

違うのは底の表記です。通常版は38/30mmで高低差8mm、HYROX 版は39/29mmで高低差10mm。かかとと前足を足すと、通常版は68mm(38 + 30)、HYROX 版も68mm(39 + 29)で、合計は同じになります。10mmという高低差は、前作ニトロ 3 と同じ数字です。

ほかの違いは3つ。足幅の表記が「2E相当」ではなく「レギュラー」、色は1色、アッパーの再生素材の割合が30%以上(通常版は20%以上)。値段は下の表のとおり、HYROX 版のほうが高くなります。

高低差8mmでそろえたい人、2E相当の表記で選びたい人は通常版です。HYROX の色と名前が欲しい人、前作の10mmに慣れている人は HYROX 版。数字の上で、HYROX 版だけにある機能は読み取れませんでした。

PUMA x HYROX ディヴィエイト ニトロ の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA x HYROX ディヴィエイト ニトロ

楽天市場で見る

ピュア ニトロ:同じ厚さで、板が無い

底の厚さ・高低差・目安の距離が、ニトロ 4 とまったく同じです。板が無く、30g軽い(250 − 220)。板の押し出しが要らない人は、ピュア ニトロのほうが数字に合います。足幅の表記は「レギュラー」です。

エリート 4:80g軽く、目安は半分

エリート 4 は80g軽く(250 − 170)、底が2mm厚い。かわりに目安は400kmで、ニトロ 4 の半分です。レースの日だけ履く靴が欲しい人は、エリート 4 のレビューに数字をまとめました。

ほめる所

板・厚い底・800kmが、1足にそろっている。プーマの板入りの靴を目安の距離で並べると、FAST-R ニトロ エリート 3 が約150km、エリート 4 が400km、ディヴィエイト ニトロ 4 が800km。
軽い靴ほど短くなる並びの中で、この靴は練習用の距離を持たされています。

1kmあたり約28円。22,000 ÷ 800 = 27.5円です。フルマラソン1回ぶんに直すと約1,160円(27.5 × 42.195)。
800kmは、フルマラソン約19回ぶんの距離です(800 ÷ 42.195 = 18.96)。

着地の位置を選ばない底。公式は、PUMAGRIP の接地面を広く取り、かかとから着く人にも、足の中ほどで着く人にも合わせたと書いています。本社の発表も、どの着き方にも対応する範囲にゴムを張った、という説明です。

幅が2E相当。メンズのページに「2E相当」と書かれています。HYROX 版とピュア ニトロの表記は「レギュラー」なので、幅を表記で確かめて買えるのは通常版です。

兄と高さの関係がそろった。練習はニトロ 4、レースはエリート 4 と履き分けても、高低差はどちらも8mm。前作の組み合わせは10mmと8mmで、2mmずれていました。

気をつける所

軽い靴ではありません。約250gは、板の無いヴェロシティ ニトロ 5(約240g)より10g重く、ピュア ニトロより30g重い。プーマの2026年の新作4足の中で、いちばん重い靴です。

前作より値段が上がっています。発売時どうしで2,200円、割合で約11%です(2,200 ÷ 19,800)。重さの差は12〜15g。軽さだけを理由にすると、割に合う差ではありません。

ワイド版が見当たりません。ニトロ 3 にはワイドの商品ページがありますが、調べた日の日本公式サイトの検索に、ニトロ 4 のワイドは出てきませんでした。

ドロップが変わりました。ニトロ 3 の10mmが気に入っている人には、2mmの差が出ます。

向く人・向かない人

  • 向く人:板のある靴で距離を踏みたい人。練習とレースを1足で通したい人。エリート 4 の練習用の相棒を探している人。
  • 向かない人:軽さを最優先にする人(エリート 4 かピュア ニトロ)。板が要らない人(ピュア ニトロかヴェロシティ ニトロ 5)。3E以上の幅が要る人(ヴェロシティ ニトロ 5 のワイド)。
  • 買わなくていい人:ニトロ 3 を履いていて、まだ800kmに届いていない人。目安の距離は同じで、重さの差は12〜15gです。

ほかのメーカーの靴と並べたい人は、2026年のランニングシューズのおすすめに同じ形の表があります。プーマの新作4足の比較はプーマ2026年の新作の記事です。

値段と買い方

モデル公式の値段1kmあたり楽天の値段
ディヴィエイト ニトロ 422,000円約28円13,200〜22,000円
同・公式で値下げ表示の4色15,400円(在庫なし)約19円—
PUMA x HYROX 版23,100円約29円20,790円
前作 ニトロ 36,999〜15,400円(全色在庫なし)—13,850〜15,990円
ピュア ニトロ19,800円約25円15,840〜19,800円
公式の値段は2026年10月13日の日本公式ページの表示(税込)。1kmあたりは、公式の値段 ÷ 目安800km(例:23,100 ÷ 800 = 28.9円、15,400 ÷ 800 = 19.3円)。楽天の値段は調べた日の幅です。

公式サイトでは、値下げの表示になった4色が、4色とも在庫なしでした。色にこだわらない人は、楽天の店に同じ色が残っているかを先に見る手があります。

前作のニトロ 3 は、公式サイトでは全色が在庫なしの表示でした。高低差10mmのまま履き続けたい人は、店に残っている分が選択肢です。

PUMA ディヴィエイト ニトロ 4 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ディヴィエイト ニトロ 4

楽天市場で見る

PUMA ディヴィエイト ニトロ 3(前の世代) の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ディヴィエイト ニトロ 3(前の世代)

楽天市場で見る

よくある質問

サイズ感は、どう選べばよいですか

公式ページの足幅は、メンズが2E相当、ウィメンズがD相当です。つま先は「丸みを帯びた」形と書かれています。公式オンラインストアは、届いてから14日以内のサイズ交換を受け付けています。

フルマラソンのレースにも使えますか

公式は、用途を「テンポアップ走からフルマラソンまで」としています。レースの日の専用として作られているのはエリート 4 で、プレスリリースはニトロ 4 を「日々のランニングでスピード向上を目指すランナー」向けと書き分けています。

板は、エリート 4 と同じ物ですか

違います。ニトロ 4 は「カーボン複合素材」で、しなやかさを残した板。エリート 4 は「カーボンファイバー製」で、剛性を上げた板です。発泡材も、ニトロ 4 は NITROFOAM、エリート 4 は NITROFOAM ELITE と分かれています。

この記事に出てきた道具

広告・画像:楽天市場

出典

あわせて読む