プーマ ディヴィエイト ニトロ 4 は、カーボンを混ぜた板が入った、練習からフルマラソンまで向けの1足です。2026年1月23日発売、メンズ27cmで約250g、底は38/30mm、公式の値段は22,000円。前作から変わったのは重さだけではなく、かかとと前足の高低差が10mmから8mmになりました。
シューズオタクの本命
板の入った靴を毎日履くなら、プーマではこの1足。目安800kmで割ると1kmあたり約28円で、レース用のエリート 4(約74円)の4割弱。板のある靴を、練習で惜しまず履ける値段になっている。
この記事の要点
- 前作ニトロ 3 の公式ページは約262g。今作は約250gで、差は12g
- PUMA x HYROX 版は39/29mm・高低差10mm。かかとと前足を足すと、どちらも68mm
- 兄のエリート 4 は板を硬くし、こちらは板をしなやかにした。向きが逆
「約15g軽くなった」の横で、もう1つ数字が動いていた
ディヴィエイト ニトロ 4 の公式ページは、前作から約15g軽くした、と書いています。目が行くのはここです。
ところが、前作ニトロ 3 の公式ページを開いて並べると、別の数字も変わっていました。かかとと前足の高低差(ドロップ)が、10mmから8mmへ。重さより、こちらのほうが靴の性格を変えています。
この記事は、ディヴィエイト ニトロ 4 の1足だけを、プーマの公式ページとプレスリリースの数字で掘り下げます。
公式の数字
| 項目 | ディヴィエイト ニトロ 4 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年1月23日(プーマ ジャパンの発表) |
| 公式の値段 | 22,000円(税込) |
| 重さ | 約250g(メンズ27cm)/約205g(ウィメンズ24cm) |
| 底の厚さ | かかと38mm/前足30mm |
| ドロップ | 8mm |
| 足幅 | メンズ 2E相当/ウィメンズ D相当 |
| 板 | あり(カーボン複合素材の PWRPLATE) |
| 底の発泡材 | NITROFOAM の2層 |
| 底のゴム | PUMAGRIP |
| 耐久距離の目安 | 800km |
| サイズの展開 | 未確認 |
公式ページの区分は、クッションが「マックス」、足の倒れ込みへの対応は「ニュートラル」。対象は「シリアスランナーからファンランナーまで」、用途は「テンポアップ走からフルマラソンまで」と書かれています。
色は、調べた日のメンズのページに11色。うち4色は値下げの表示で、4色とも在庫なしでした。
PUMA ディヴィエイト ニトロ 4
楽天市場で見る前の世代から変わった所
前作はディヴィエイト ニトロ 3。2024年7月19日の発売で、日本公式サイトに商品ページが残っています。そこから読めた数字を並べます。
| ニトロ 3 | ニトロ 4 | 差 | |
|---|---|---|---|
| 重さ(27cm) | 約262g | 約250g | −12g |
| ドロップ | 10mm | 8mm | −2mm |
| 底の厚さ | 未確認 | 38/30mm | — |
| 目安の距離 | 800km | 800km | 0km |
| 発売時の値段 | 19,800円 | 22,000円 | +2,200円 |
重さ:公式ページどうしで引くと、12gです(262 − 250)。公式の説明文は「約15g」。ニトロ 3 のワイド版は約265gと書かれていて、こちらと引くと15gになります(265 − 250)。
どちらの数字で読んでも、軽くなった幅は5%前後です(12 ÷ 262 = 4.6%)。
ドロップ:10mmから8mmへ、2mm縮みました。これで、エリート 4、ピュア ニトロ、ヴェロシティ ニトロ 5 と同じ8mmです。プーマの2026年の靴を履き分けても、かかとと前足の高さの関係が変わりません。
発泡材:ニトロ 3 は、NITROFOAM と、レース用と同じ NITROFOAM ELITE の2種類を組み合わせていました。ニトロ 4 の公式ページに ELITE の名前は無く、「NITROFOAM の2層構造」と書かれています。
窒素を入れた発泡材を2層に重ねて、反発を高めた、という説明です。
板:ここがおもしろい所です。プレスリリースは、ニトロ 4 の板を「柔軟性を高めながらも安定性を確保する形状」に作り直したと書いています。同じ日に発表された兄のエリート 4 は、板の剛性を「従来よりも高め」ています。
兄は硬く、こちらはしなやかに。同じ世代で、板の向きを逆に振っています。
値段:発売時どうしで2,200円上がりました。目安の距離はどちらも800kmなので、1kmあたりは約24.8円から27.5円へ(19,800 ÷ 800、22,000 ÷ 800)。1kmで約2.8円の値上げです。
兄弟モデルとの違い
ディヴィエイトの名前が付く靴は、通常版のほかに3足あります。HYROX の名前が付いた版、板を抜いたピュア ニトロ、レース用のエリート 4 です。
表は横に動かせます →
| モデル | 重さ | 底の厚さ(ドロップ) | 板 | 目安 |
|---|---|---|---|---|
| ディヴィエイト ニトロ 4 | 約250g | 38/30mm(8mm) | カーボン複合 | 800km |
| PUMA x HYROX ディヴィエイト ニトロ 4 | 約250g | 39/29mm(10mm) | カーボン複合 | 800km |
| ディヴィエイト ピュア ニトロ | 約220g | 38/30mm(8mm) | なし | 800km |
| ディヴィエイト ニトロ エリート 4 | 約170g | 40/32mm(8mm) | カーボン | 400km |
PUMA x HYROX 版:重さは同じ、底の表記が違う
プレスリリースは、HYROX 版を「DEVIATE NITRO 4 をベースとしたモデル」と説明しています。重さは同じ約250g、目安も同じ800kmです。
違うのは底の表記です。通常版は38/30mmで高低差8mm、HYROX 版は39/29mmで高低差10mm。かかとと前足を足すと、通常版は68mm(38 + 30)、HYROX 版も68mm(39 + 29)で、合計は同じになります。10mmという高低差は、前作ニトロ 3 と同じ数字です。
ほかの違いは3つ。足幅の表記が「2E相当」ではなく「レギュラー」、色は1色、アッパーの再生素材の割合が30%以上(通常版は20%以上)。値段は下の表のとおり、HYROX 版のほうが高くなります。
高低差8mmでそろえたい人、2E相当の表記で選びたい人は通常版です。HYROX の色と名前が欲しい人、前作の10mmに慣れている人は HYROX 版。数字の上で、HYROX 版だけにある機能は読み取れませんでした。
PUMA x HYROX ディヴィエイト ニトロ
楽天市場で見るピュア ニトロ:同じ厚さで、板が無い
底の厚さ・高低差・目安の距離が、ニトロ 4 とまったく同じです。板が無く、30g軽い(250 − 220)。板の押し出しが要らない人は、ピュア ニトロのほうが数字に合います。足幅の表記は「レギュラー」です。
エリート 4:80g軽く、目安は半分
エリート 4 は80g軽く(250 − 170)、底が2mm厚い。かわりに目安は400kmで、ニトロ 4 の半分です。レースの日だけ履く靴が欲しい人は、エリート 4 のレビューに数字をまとめました。
ほめる所
板・厚い底・800kmが、1足にそろっている。プーマの板入りの靴を目安の距離で並べると、FAST-R ニトロ エリート 3 が約150km、エリート 4 が400km、ディヴィエイト ニトロ 4 が800km。
軽い靴ほど短くなる並びの中で、この靴は練習用の距離を持たされています。
1kmあたり約28円。22,000 ÷ 800 = 27.5円です。フルマラソン1回ぶんに直すと約1,160円(27.5 × 42.195)。
800kmは、フルマラソン約19回ぶんの距離です(800 ÷ 42.195 = 18.96)。
着地の位置を選ばない底。公式は、PUMAGRIP の接地面を広く取り、かかとから着く人にも、足の中ほどで着く人にも合わせたと書いています。本社の発表も、どの着き方にも対応する範囲にゴムを張った、という説明です。
幅が2E相当。メンズのページに「2E相当」と書かれています。HYROX 版とピュア ニトロの表記は「レギュラー」なので、幅を表記で確かめて買えるのは通常版です。
兄と高さの関係がそろった。練習はニトロ 4、レースはエリート 4 と履き分けても、高低差はどちらも8mm。前作の組み合わせは10mmと8mmで、2mmずれていました。
気をつける所
軽い靴ではありません。約250gは、板の無いヴェロシティ ニトロ 5(約240g)より10g重く、ピュア ニトロより30g重い。プーマの2026年の新作4足の中で、いちばん重い靴です。
前作より値段が上がっています。発売時どうしで2,200円、割合で約11%です(2,200 ÷ 19,800)。重さの差は12〜15g。軽さだけを理由にすると、割に合う差ではありません。
ワイド版が見当たりません。ニトロ 3 にはワイドの商品ページがありますが、調べた日の日本公式サイトの検索に、ニトロ 4 のワイドは出てきませんでした。
ドロップが変わりました。ニトロ 3 の10mmが気に入っている人には、2mmの差が出ます。
向く人・向かない人
- 向く人:板のある靴で距離を踏みたい人。練習とレースを1足で通したい人。エリート 4 の練習用の相棒を探している人。
- 向かない人:軽さを最優先にする人(エリート 4 かピュア ニトロ)。板が要らない人(ピュア ニトロかヴェロシティ ニトロ 5)。3E以上の幅が要る人(ヴェロシティ ニトロ 5 のワイド)。
- 買わなくていい人:ニトロ 3 を履いていて、まだ800kmに届いていない人。目安の距離は同じで、重さの差は12〜15gです。
ほかのメーカーの靴と並べたい人は、2026年のランニングシューズのおすすめに同じ形の表があります。プーマの新作4足の比較はプーマ2026年の新作の記事です。
値段と買い方
| モデル | 公式の値段 | 1kmあたり | 楽天の値段 |
|---|---|---|---|
| ディヴィエイト ニトロ 4 | 22,000円 | 約28円 | 13,200〜22,000円 |
| 同・公式で値下げ表示の4色 | 15,400円(在庫なし) | 約19円 | — |
| PUMA x HYROX 版 | 23,100円 | 約29円 | 20,790円 |
| 前作 ニトロ 3 | 6,999〜15,400円(全色在庫なし) | — | 13,850〜15,990円 |
| ピュア ニトロ | 19,800円 | 約25円 | 15,840〜19,800円 |
公式サイトでは、値下げの表示になった4色が、4色とも在庫なしでした。色にこだわらない人は、楽天の店に同じ色が残っているかを先に見る手があります。
前作のニトロ 3 は、公式サイトでは全色が在庫なしの表示でした。高低差10mmのまま履き続けたい人は、店に残っている分が選択肢です。
PUMA ディヴィエイト ニトロ 4
楽天市場で見るPUMA ディヴィエイト ニトロ 3(前の世代)
楽天市場で見るよくある質問
サイズ感は、どう選べばよいですか
公式ページの足幅は、メンズが2E相当、ウィメンズがD相当です。つま先は「丸みを帯びた」形と書かれています。公式オンラインストアは、届いてから14日以内のサイズ交換を受け付けています。
フルマラソンのレースにも使えますか
公式は、用途を「テンポアップ走からフルマラソンまで」としています。レースの日の専用として作られているのはエリート 4 で、プレスリリースはニトロ 4 を「日々のランニングでスピード向上を目指すランナー」向けと書き分けています。
板は、エリート 4 と同じ物ですか
違います。ニトロ 4 は「カーボン複合素材」で、しなやかさを残した板。エリート 4 は「カーボンファイバー製」で、剛性を上げた板です。発泡材も、ニトロ 4 は NITROFOAM、エリート 4 は NITROFOAM ELITE と分かれています。
この記事に出てきた道具
広告・画像:楽天市場出典
- PUMA 日本公式 メンズ ディヴィエイト ニトロ 4
- PUMA 日本公式 ウィメンズ ディヴィエイト ニトロ 4
- プーマ ジャパン プレスリリース(2026年1月9日)DEVIATE NITRO ELITE 4 と DEVIATE NITRO 4 を発売
- PUMA Media Hub(2026年1月9日)Deviate NITRO 4 & Deviate NITRO Elite 4
- PUMA 日本公式 メンズ ディヴィエイト ニトロ 3
- PUMA 日本公式 メンズ ディヴィエイト ニトロ 3 ワイド
- プーマ ジャパン プレスリリース(2024年6月28日)DEVIATE NITRO ELITE 3 と DEVIATE NITRO 3 を発売
- PUMA 日本公式 メンズ PUMA x HYROX ディヴィエイト ニトロ 4
- プーマ ジャパン プレスリリース(2026年6月11日)PUMA x HYROX AW26 コレクション
- PUMA 日本公式 メンズ ディヴィエイト ピュア ニトロ
- PUMA 日本公式 メンズ ディヴィエイト ニトロ エリート 4
- PUMA 日本公式 メンズ ヴェロシティ ニトロ 5