ヴェロシティ ニトロ 5 レビューかかとの1mmを前へ移して高低差8mm、値段は据え置き

公開 2026年10月13日更新 2026年10月13日シューズ・道具公式の出典 10本広告を含みます

背景の写真:Felix yu(Unsplash)

ホーム › シューズ・道具 › ヴェロシティ ニトロ 5 レビュー

ヴェロシティ ニトロ 5 は、プーマが2026年7月9日に発売した、板の入っていない毎日用のランニングシューズです。男性用は約240g(27.0cm)、底は35/27mm、公式の値段は16,500円。公式が書く相手は「ファンランナー」で、用途は普段のランニングからフルマラソンまでです。

シューズオタクの本命

毎日の1足を、値段を上げずに新しくしたい人が買う靴。2世代つづけて軽くなったのに、前作と今作の公式の値段は同じ。足幅は2E相当・3E相当・女性用のD相当から選べて、雨の日用と HYROX の名前入りまで同じ土台で揃う。

この本命の理由を飛ばして、道具を先に見る ↓

この記事の要点

  • かかと36→35mm、前足26→27mm。足した厚さは62mmのまま
  • ゴアテックス版は通常版より5,500円高く、公式の重さは同じ約240g
  • 前作のニトロ 4 は公式ページに残るが、調べた日は8色すべて在庫なしの表示

世代が替わっても、値段が動かなかった

ランニングシューズは、世代が替わるたびに少しずつ高くなる。そう思っている人に見せたいのが、この靴です。2025年7月のヴェロシティ ニトロ 4 と、2026年7月のヴェロシティ ニトロ 5。プレスリリースの希望小売価格は、どちらも同じでした。

そのあいだに、重さは10g減り、かかとと前足の高低差は2mm縮んでいます。値段を動かさずに、中身のほうを動かした世代交代です。

プーマの中での位置はプーマの2026年の新作4足の記事に書きました。この記事では、ヴェロシティ ニトロ 5 と、その派生の版だけを読みます。

公式の数字

項目ヴェロシティ ニトロ 5
発売日2026年7月9日(発表は7月2日)
公式の値段16,500円
重さ男性用 約240g(27.0cm)/女性用 約190g(23.5cm)
底の厚さかかと35mm/前足27mm
ドロップ(高低差)8mm
足幅男性用 2E相当(ワイドは3E相当)/女性用 D相当
板なし
発泡材NITROFOAM(底の全長。エネルギーの戻り85%)
底のゴムPUMAGRIP
目安の距離800km
色の数男性用8/女性用6
品番312944(男性用)/312945(女性用)
サイズの範囲未確認
発売日はプーマ ジャパンのプレスリリース。値段は2026年10月13日の日本公式ページの表示(税込)で、プレスリリースの希望小売価格と同じです。重さは片足。サイズの範囲は、公式ページの欄を読み取れませんでした。

公式ページのクッションの区分は「ミディアム」。商品名の横には「ジャパンフィット」の札が付いています。プレスリリースによると、甲まわりにゆとりを持たせた木型「JAPAN LAST」を、前作から続けて使っています。

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5

楽天市場で見る

前の世代から変わった所

ニトロ 4(2025年7月)ニトロ 5(2026年7月)差
重さ(27.0cm)約250g約240g−10g
かかとの厚さ36mm35mm−1mm
前足の厚さ26mm27mm+1mm
ドロップ10mm8mm−2mm
エネルギーの戻り約85%85%0
目安の距離800km800km0km
希望小売価格16,500円16,500円0円
重さ・厚さ・ドロップ・値段は、プーマ ジャパンのプレスリリース(2025年7月8日と2026年7月2日)の数字。目安の距離は日本公式ページの表記です。

おもしろいのは、厚さの動かし方です。かかとと前足を足すと、前作は62mm(36 + 26)、今作も62mm(35 + 27)。底の量は増やさず、かかとの1mmを前足へ移しただけ。それで高低差が2mm縮みました。

プレスリリースは理由を、前足のクッション感を高めて、より安定させるためと説明しています。前足で着く時間が長い人ほど、この1mmは自分の足の下に来ます。

重さは3世代で追えます。ニトロ 4 のプレスリリースには「前モデルより約14gの軽量化」とあるので、ニトロ 3 は約264gだった計算です(250 + 14)。
そこから今作まで24g、割合で約9%軽くなりました(24 ÷ 264)。

数字に出ない変更は2つ。底の土台の幅を広げたことと、木型を新しく設計し直したことです。発泡材の名前と、エネルギーの戻り85%は、前作と同じでした。

兄弟モデルとの違い

ヴェロシティ ニトロ 5 には、名前の後ろに言葉が付く版が3つあります。日本公式の男性用ページを並べます。

表は横に動かせます →

版足幅重さ色の数公式の値段
通常(312944)2E相当約240g816,500円
ワイド(313690)3E相当約240g216,500円
ゴアテックス(313044)レギュラー約240g122,000円
PUMA x HYROX(313686)レギュラー未確認117,600円
2026年10月13日の日本公式ページ(男性用・税込)。重さは27cmの片足。かっこの中は品番です。底の厚さ35/27mmの記載があるのは、通常とワイド。ゴアテックス版はドロップ8mmだけの記載で、HYROX 版は厚さもドロップも記載がありません。ゴアテックス版は通常より5,500円高く、約33%の上乗せです(5,500 ÷ 16,500)。HYROX 版は1,100円高い(17,600 − 16,500)。

ワイド:足幅が3E相当になるだけで、重さ・底の厚さ・値段の表記は通常と同じです。色は黒系の2つ。足幅で迷っている人は、色をあきらめてこちらにするのが確かです。

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5 ワイド の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5 ワイド

楽天市場で見る

ゴアテックス:上側が防水・防風の GORE-TEX になった版です。公式の重さは通常と同じ約240g。値段は通常より約33%高くなります(式は表の注)。
足幅の表記は「2E相当」ではなく「レギュラー」なので、通常版の幅が気に入っている人は、そこだけ見てから決めます。発売日は未確認です。

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5 ゴアテックス の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5 ゴアテックス

楽天市場で見る

PUMA x HYROX:プレスリリースでは、2026年6月18日から順に発売されたコレクションの1足で、「快適性と安定性を兼ね備えたモデル」と紹介されています。
公式ページの用途は「トレーニング」。上側に PWRTAPE という補強のテープを置いた、と書かれているのが通常版との違いです。調べた日の公式オンラインストアは、売り切れの表示でした。

HYROX 版は、重さと底の厚さが公式ページに出ていません。数字で比べて買いたい人は通常版。ハイロックスの色と名前が欲しい人は HYROX 版。ここは好みで決めていい所です。

PUMA x HYROX ヴェロシティ ニトロ の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA x HYROX ヴェロシティ ニトロ

楽天市場で見る

1つ前の世代にも HYROX 版がありました。2026年1月のコレクションの「ヴェロシティ ニトロ 4 HYROX」です。店で HYROX の名前入りを見つけたら、商品名の数字が4か5かを確かめます。

ほめる所

いちばんは、値段あたりの中身です。公式の値段を目安の800kmで割ると、1kmあたり約21円(16,500 ÷ 800 = 20.6)。ディヴィエイト ニトロの違いの記事で並べたプーマの5モデルの中で、いちばん低い数字です。

底のゴムは、レース用のエリート 4 と同じ名前の PUMAGRIP。発泡材も、ディヴィエイト ニトロ 4 と同じ名前の NITROFOAM を、底の全長に入れています。
値段を下げるために名前の違う部品に替える、という作り方をしていません。

足幅の選択肢も、この靴の強みです。男性用は2E相当と3E相当、女性用はD相当。同じ板なしのディヴィエイト ピュア ニトロは、男性用が「レギュラー」だけで、ワイドの版がありません。

もう1つは、ドロップが8mmになったこと。これでプーマの2026年の新作は、ディヴィエイトの3足と数字がそろいました。練習はこの靴、レースは板入り、と履き分けても、かかとと前足の高さの関係が変わりません。

気をつける所

板はありません。底も35mmで、ディヴィエイトの3足より3〜5mm薄い。公式のクッションの区分は「ミディアム」で、「最大」と書かれたディヴィエイト ピュア ニトロとは段が違います。

ピュア ニトロと比べると、20g重くなります(240 − 220)。薄いほうが重い、という関係です。軽さで選ぶ靴ではありません。

前作の感覚が気に入っている人は、ドロップに注意です。10mmから8mmへの2mmは、数字のうえでは今回いちばん大きな変更でした。

派生の版は、数字の出方がそろっていません。ゴアテックス版は底の厚さ、HYROX 版は重さと厚さが、公式ページに書かれていない。通常版と同じだろうと決めつけずに、書かれている数字だけで比べるのが安全です。

向く人・向かない人

向くのは、これから走り始める人と、毎日の1足を探している人です。公式ページも「これから走り始める方から習慣的に走る方まで」と書いています。足幅が広くて、選べる靴が少なかった人にも向きます。

向かないのは、レースで板の反発を使いたい人と、底の厚さを優先する人です。前者はディヴィエイト ニトロ 4、後者はディヴィエイト ピュア ニトロ。
ニトロ 4 を履いていて、まだ800kmに届いていない人も、急いで替える理由は薄い。差は10gと2mmです。

値段と買い方

モデル公式の値段楽天の値段の幅
ヴェロシティ ニトロ 516,500円11,999〜16,500円
ヴェロシティ ニトロ 5 ワイド16,500円13,900〜16,500円
ヴェロシティ ニトロ 5 ゴアテックス22,000円17,600〜22,000円
PUMA x HYROX ヴェロシティ ニトロ 517,600円17,600円
ヴェロシティ ニトロ 4(前の世代)16,500円(発売時)/9,999円(在庫なし)8,990〜16,500円
公式の値段は2026年10月13日の日本公式ページの表示(税込)。ニトロ 4 は、公式ページに値下げ後の値段が残っていますが、8色すべて在庫なしの表示でした。楽天の幅は、色とサイズで変わります。HYROX 版の楽天の幅は、前の世代の HYROX 版を含むことがあります。

買い方は2通りです。8mmのドロップと10gの軽さが欲しい人は、ニトロ 5。10mmのドロップのままでいい人は、店にニトロ 4 が残っているうちはそれで足ります。底のゴムも、発泡材の名前も、目安の800kmも同じです。

楽天では、商品名の「5」と「4」、それに「ワイド」「ゴアテックス」「HYROX」の言葉を見て、版を取り違えないようにします。

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ヴェロシティ ニトロ 5

楽天市場で見る

PUMA ヴェロシティ ニトロ 4(前の世代) の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

PUMA ヴェロシティ ニトロ 4(前の世代)

楽天市場で見る

よくある質問

サイズ感と足幅は、どう選べばいいですか

公式ページの足幅は、男性用の通常が2E相当、ワイドが3E相当、女性用がD相当です。木型は、甲まわりにゆとりを持たせた JAPAN LAST。
ゴアテックス版と HYROX 版は「レギュラー」とだけ書かれています。サイズの範囲は未確認です。

ヴェロシティ ニトロ 4 から買い替える意味はありますか

変わったのは、重さの10g、ドロップの2mm、底の土台の幅、木型です。発泡材の名前、エネルギーの戻り85%、目安の800kmは同じ。ディヴィエイトの靴とドロップをそろえたい人には、替える理由があります。

ハイロックスに使うなら、HYROX 版と通常版のどちらですか

公式ページで数字がそろっているのは通常版です。HYROX 版は、上側に補強のテープが入ると書かれていますが、重さと底の厚さは出ていません。プーマと On のレース向けの靴は、ハイロックスのシューズおすすめ6足で同じ表に並べました。

この記事に出てきた道具

広告・画像:楽天市場

出典

あわせて読む