Feather Rain Jacket は、ティートンブロスの軽い3層の雨具です。2026年春夏の型(TB261-01M)は、Mで195g、31,900円、耐水圧20,000mm、透湿20,000g。表は20デニールのコーデュラで、こすれの試験に20万回以上耐えたと公式は書きます。2025年の型から10g増え、フードの調節が2か所になりました。調べた日の公式ストアは全色 SOLD OUT です。
シューズオタクの本命
この1枚の値打ちは、軽さではなく「200gを切る重さで、こすれに20万回耐える」ことにある。雨具が先に傷むのは、雨の当たる面ではなく、ザックの肩ひもが乗る肩と背中だ。
背負って動く時間が長い人ほど、耐水圧の数字より表の生地の強さが効いてくる。だから私は、ザックを背負って夜を越える大会に持つ雨具として、この生地を選ぶ。
この記事の要点
- 2025年の型185g → 195g。差は10gで5.4%増。値段は31,900円のまま
- 耐水圧1,000mmあたりの重さは9.8g。同じ生地の Yari Jacket は13.3g
- 同じ生地のパンツ140gと上下で335g。上下が必携の大会の計算に使える
公式の数字|195g・耐水圧20,000mm・こすれ20万回以上・31,900円
雨具の比較は、たいてい重さと耐水圧の2つで終わります。Feather Rain Jacket の公式ページには、もう1つ、ほかの雨具がほとんど書かない数字があります。生地がこすれに何回耐えたか、です。
2026年の型だと確かめた根拠は2つあります。品番が TB251-01M から TB261-01M に替わっていること。そして、公式ストアの商品データに「2026SS」と「3月13日発売」を示す札が付き、商品名の横に「UPDATE」の印があることです。
| 項目 | Feather Rain Jacket(TB261-01M) |
|---|---|
| 発売の時期 | 2026年春夏(公式ストアの商品データでは3月13日) |
| 値段(税込) | 31,900円 |
| 重さ | 195g(Mサイズ) |
| 生地 | Stretch Cordura Super Durable 3L(3層) |
| 表と裏 | 表:20デニールのコーデュラ(伸びる織り)/裏:7デニールのトリコット |
| 耐水圧 | 20,000mm |
| 透湿性 | 20,000g/m²/24h(測り方の記載なし) |
| こすれの試験 | 20万回以上(マーチンデール法) |
| フード | 付き(調節は襟の内側と後頭部の2か所) |
| ポケット・しまった大きさ・シームテープ | 2026年の型のページに記載なし(未確認) |
| サイズ・色 | XS〜XL(男女共通)・4色 |
マーチンデール法は、生地を布でこすり続けて、穴があくまでの回数を数える試験です。公式は「2万回を超えれば最高強度と言われる」と書いたうえで、この生地は20万回以上。目安の10倍です(200,000 ÷ 20,000)。
ティートンブロス フェザーレインジャケット
楽天市場で見る前の型から変わった所|10gと、フードの調節
2025年春夏の型(TB251-01M)のページが、公式ストアに残っています。2枚を並べます。
| 2025年の型(TB251-01M) | 2026年の型(TB261-01M) | 差 | |
|---|---|---|---|
| 重さ(M) | 185g | 195g | +10g(+5.4%) |
| 値段 | 31,900円 | 31,900円 | 0円 |
| 1gあたり | 約172円 | 約164円 | −8円 |
| 生地・耐水圧・透湿 | 同じ(20デニールのコーデュラ3層・20,000mm・20,000g) | — | |
| フードの調節 | 後頭部の1か所(縦横を一度に) | 襟の内側と後頭部の2か所 | +1か所 |
| 胸のポケット | 左胸に大型1つ | ページに記載なし | 未確認 |
| 寸法(M) | 同じ(着丈75cm・身幅55cm・裄丈89cm) | — | |
| 色 | 3色 | 4色 | +1色 |
生地の名前、表と裏の糸の太さ、耐水圧、透湿、服の寸法。どれも同じです。数字で動いたのは重さの10gだけで、値段は動いていません。
フードの調節が、1か所から2か所へ
2025年の型のページは、フードを「後頭部のアジャスターによりワンアクションで縦横方向の調整が可能」と説明していました。2026年の型は、役目を2つに分けています。
顔のまわりに合わせる縦の調節は、襟の内側のコード。頭の鉢に合わせる横の調節は、後頭部です。
1か所で縦横を同時に締める作りは手数が少ないかわりに、片方だけを締め直せません。2か所に分ければ、横なぐりの雨で顔まわりだけを絞る、といった合わせ方ができます。
増えた10gのうちどれだけがここに当たるのかは、公式に内訳の記載が無く、分かりません。
胸のポケットは、2025年の型のページに「腕振りの邪魔にならないよう形状をアップデート」と書かれていました。2026年の型のページには、ポケットの説明そのものがありません。あるかどうかは、店の実物かタグで見る項目です。
兄弟モデルとの違い|Yari Jacket・Tsurugi Lite Jacket
ティートンブロスの春夏の雨具は、2026年に3枚とも型が新しくなっています。
表は横に動かせます →
| モデル | 重さ(M) | 生地 | 公式の値段 | こういう人はこちら |
|---|---|---|---|---|
| Feather Rain Jacket | 195g | コーデュラ3層 | 31,900円 | 走る大会の必携品に、軽くて強い1枚 |
| Yari Jacket | 265g | 同じコーデュラ3層 | 40,700円 | ヘルメットをかぶる山。換気口がほしい |
| Tsurugi Lite Jacket | 240g | Täsmä(表30デニール) | 41,800円 | 着たまま動き続ける。かぶって着る形でいい |
Yari Jacket は、Feather Rain Jacket と同じ生地で、70g重く(265 − 195)、8,800円高い(40,700 − 31,900)。
公式は「必要な機能はすべて網羅した一着」と書き、ヘルメットの上からかぶれるフードと、換気口を兼ねた大きなポケットを挙げています。同じ耐水圧20,000mmなので、1,000mmあたりの重さは Feather が9.8g(195 ÷ 20)、Yari が13.3g(265 ÷ 20)。70gは、水を止める力ではなく機能の数に払う重さです。
Tsurugi Lite Jacket は別の生地です。公式は、水蒸気を通す「透湿」ではなく、空気そのものを通す「通気」の膜だと説明しています。
耐水圧の数字は商品ページにありません。詳しくはTsurugi Lite Jacket の記事に書きました。
走る大会の雨具として選ぶなら、Yari にしないほうがいい。ヘルメット用のフードも大きなポケットも、走る場面では出番が少なく、70gだけが残ります。
ティートンブロス ヤリジャケット
楽天市場で見るほめる所
こすれへの強さを、数字で書いていること。耐水圧と透湿は、どのメーカーも書きます。こすれの回数まで商品ページに出す雨具は多くありません。数字があれば、ほかの雨具と比べる物差しになります。
その強さを、195gで出していること。アウター12点の記事で並べたモンベルの2枚と比べます。143gのバーサライトは7デニール、233gのトレントフライヤーは15デニール。
195gで20デニールは、重さがその2枚の間で、糸はどちらよりも太い。
月に500km走っていると、道具が先にだめになるのは、たいてい体と荷物がこすれ合う所です。雨具なら肩と背中。だから私は、長いトレイルの雨具は、耐水圧の次に表の生地を見ます。
値段を据え置いたことも、ほめていい。10g増えて同じ値段なので、1gあたりは約172円から約164円に下がりました。パンツも同じ生地で用意されていて、上下をそろえやすい作りです。
気をつける所
2026年10月13日の公式ストアでは、4色・5サイズの全部が SOLD OUT でした。春夏の品なので、秋のいま公式で買える見込みは薄く、店の在庫を探すことになります。
透湿は20,000g。モンベルのバーサライトやトレントフライヤーの50,000gと比べると、数字は4割です(20,000 ÷ 50,000)。
ただし、ティートンブロスのページには測り方の記載がありません。測り方が違えば数字は大きく変わるので、メーカーをまたいだ比較は目安までです。
「シームテープ」の語が、商品ページにありません。防水の3層の服なので、縫い目の加工があると考えるのが自然です。それでも、大会の受付で商品ページを見せて答える、という使い方はできません。
手入れに手間がかかります。公式は手洗い(押し洗い)をすすめ、脱水機・乾燥機・ドライクリーニングは使わないよう書いています。洗濯機で回して乾燥機に入れたい人には、合いません。
向く人・向かない人
| 場面 | 足りるか | 理由(公式の数字で言える範囲) |
|---|---|---|
| ロードの冬の練習 | 足りるが、持ちすぎ | 止めたいのは風。こすれへの強さの出番が無い |
| 雨のフルマラソン | 足りる | 耐水圧は十分。ただし約120gの雨具より75g重い |
| 50kmまでのトレイル | 足りる | 耐水圧20,000mm・フード付き。軽さならバーサライトが52g下 |
| 100kmのトレイル | 向く | 20デニールのコーデュラ。同じ場面のトレントフライヤーより38g軽い |
| 大会の必携品として | 要項で確認 | 耐水圧は伊豆の奨励の2倍、フードあり。シームテープは公式ページに記載なし |
- 向く人:重いザックを長く背負う。岩ややぶのある道を行く
- 向く人:登山と走る大会を、1枚で兼ねたい
- 向く人:上下を同じ生地でそろえたい
- 向かない人:軽さがいちばん大事。バーサライトのほうが52g軽い
- 向かない人:必携品の3条件を、商品ページだけで説明したい。その人にはトレントフライヤーが合う
- 買わなくていい人:2025年の型(185g)を持っている人。生地も耐水圧も寸法も同じです
値段と買い方
| モデル | 公式の値段 | 楽天の値段の幅 |
|---|---|---|
| Feather Rain Jacket(2026年の型) | 31,900円 | 19,140〜31,900円 |
| Feather Rain Jacket(2025年の型) | 31,900円(SOLD OUT) | — |
| Feather Rain Pant(140g・M) | 25,300円 | 15,180〜25,300円 |
| Yari Jacket | 40,700円 | 24,420〜45,650円 |
Mt.FUJI 100 と信越五岳は、雨具が上下とも必携です。Feather Rain の上下は335g(195 + 140)、57,200円(31,900 + 25,300)。
モンベルのトレントフライヤーと同じ生地のパンツの組み合わせは398g(233 + 165)、41,500円です。
差は63g(398 − 335)と15,700円(57,200 − 41,500)。1g軽くするのに約249円を払う計算です(15,700 ÷ 63)。この差額で買っているのは、軽さと、こすれに強い表の生地の2つです。
店で型を見分けるには、品番を見ます。TB261 で始まれば2026年、TB251 なら2025年。色でも分かれ、Gunmetal・Deep Teal・Forest Green・Lime が2026年、Grayish Green・Blue・Yellow が2025年の色です。
ティートンブロス フェザーレインジャケット
楽天市場で見るティートンブロス フェザーレインパンツ
楽天市場で見るよくある質問
サイズ感は? どのサイズを選べばいいですか
男女共通の XS〜XL です。公式の目安は、Sが身長160〜170cm・胸まわり84〜92cm、Mが165〜175cm・88〜96cm、Lが170〜180cm・92〜100cm。
服の寸法は、Mで着丈75cm・身幅55cm・裄丈89cm。公式は「細身ですがアームホールにはゆとり」と説明しています。公式ストアの着用例は、身長177cm・67kgでM、160cm・45kgでXSです。
トレイルの大会の必携品として通りますか
公式ページで読めるのは、防水透湿の3層の生地、耐水圧20,000mm、フード付き、の3点です。伊豆の大会が奨励する10,000mm以上の2倍あります。
シームテープの記載は商品ページに無いので、出る大会の要項と、商品のタグか説明書を並べて読む手間が1回かかります。
2025年の型が安く出ていたら、そちらでもいいですか
かまいません。生地、耐水圧、透湿、寸法は同じで、10g軽い。違いは、フードの調節が1か所(縦横を一度に)であることと、左胸に大型のポケットがあると公式ページで読めることです。顔まわりだけを別に絞りたい人は、2026年の型にします。